犬が育てた猫 (文春文庫 よ 10-1)
犬が育てた猫 (文春文庫 よ 10-1) / 感想・レビュー
hirayama46
色んな話題が縱橫に語られる、洒脱で雑多なエッセイ集。吉行淳之介は昭和の文壇の中心、というイメージがあります。同じ第三の新人でくくられることの多い安岡章太郎や小島信夫のエピソードも紹介されていて興味深かったです。
2016/11/09
Tonex
小島信夫著『風の吹き抜ける部屋』286頁に引用されていた「小島信夫その風貌」という文章のみ読んだ。小島信夫に関する珍エピソードがいろいろ紹介されていて面白い。
2015/04/14
Haru
吉行淳之介さんのエッセイ集です。昭和50年代後半から昭和61年ごろまでに書かれた文章が中心です。エッセイは、基本的に、旬の話題が書かれていることが多く、今読むと、もちろんとっても古いわけですが、それでもなぜか古いエッセイを読むのが好きです。吉行さんのエッセイは、文壇というのか、作家間の繋がりがたくさん書かれていて、読書欲をくすぐられます。
2017/11/28
げんなり
文士という呼び方の似合う著者のエッセイ。文学的評価云々別として、子供の頃に読んだ対談集の中の『ももひざ三年、尻8年』が、いまだに鮮明に残っていて、そのいい加減なその実乗り越えてきたものの凄みすら感じさせる人々に憧れ、作家になりたいと思ったものだった。
2015/07/23
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