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燃える地の果てに 下 (文春文庫 お 13-3)

燃える地の果てに 下 (文春文庫 お 13-3)

燃える地の果てに 下 (文春文庫 お 13-3)

作家
逢坂剛
出版社
文藝春秋
発売日
2001-11-09
ISBN
9784167520038
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燃える地の果てに 下 (文春文庫 お 13-3) / 感想・レビュー

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Zann

★★★★★素晴らしい音を奏でるギターの製作者を追う現在、製作者とギターを欲する奏者を要に事故により核爆弾が行方不明になる30年前。現在の様子がスパイスとして進行しているかと思われていた上巻、後にこんなふうに交差するとは誰が予想できただろうか?!上巻は過去パートに興味津々で引きずられてきたのだが、下巻で斜め上の展開に驚愕。ハードボイルド・ミステリー・サスペンス、どれか一つ好きなジャンルがあれば読んで欲しい。とてもとても面白かった。国境も時空さえも超え、読了後の今、壮大な旅を終えた気分を感じている。(82)

2021/09/02

アマニョッキ

素晴らしく面白かった! トリックもさることながら。最後の一文が絶妙。 これはもう文句なしにオススメです。 逢坂さん初読みでしたが、他の作品も読んでみようと強く思いました。

2016/07/09

ひよこ

◆途中まではスパイの正体を暴くことが目的だと思っていたけど、最後まで読み終わって振り返ると、古城とディエゴの人生を書いているのだと気づかされる。作者がしかけたトリックにもまんまとひっかかりました。率直に読書メーターで登録されているのが200人にも満たないのが疑問です。もっと多くの人に読まれてても不思議じゃないのになぁ。◆今の日本でも放射線による汚染問題があるが、除染やら風評被害やら、東北の人たちもパロマレスの人々と同じ心境なのだろうか?

2017/01/07

鈴木拓

1996年、新宿ゴールデン街でバー「エル・ビエント」を経営する織部まさるは、クラシックギタリストのファラオナが弾くギターをきっかけに、スペインの田舎町・パロマレスへ向かうことになる。 彼女が持っていたギターには、彼の店名と同じエル・ビエントという文字があった。 そこから30年前の1966年、パロマレスには、ギター製作家のディエゴ・エル・ビエントと、そのギターを求めてその街を訪ねたギタリスト古城邦秋がいた。 感想の続き https://bit.ly/2KZ7XTV

2020/05/05

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実在の「パロマレス米軍機墜落事故」を背景としたミステリー。放射能漏れによる被害の深刻さ。実際の事故を改めて知ることで、物語は一層メッセージ性を強める。これは面白い。

2019/02/20

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