KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

禿鷹の夜 (文春文庫 お 13-6)

禿鷹の夜 (文春文庫 お 13-6)

禿鷹の夜 (文春文庫 お 13-6)

作家
逢坂剛
出版社
文藝春秋
発売日
2003-06-10
ISBN
9784167520069
amazonで購入する

禿鷹の夜 (文春文庫 お 13-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おしゃべりメガネ

初読みの作家さんでしたが、とにかく主人公がワルいヤツです。刑事なのに下手な暴力団のほうが、まだカワイイぐらいとんでもないキャラです。「ノワール」と「ハードボイルド」を足して2でわらないような内容です。しっかりとしたミステリーですし、キャラも非常に個性的なので、読み始めて間もなく「ハゲタカワールド」に引き込まれること間違いないと思われます。北野武さんの映画『アウトレイジ』を彷彿させるようなオトコくさい世界観も大好きです。主人公が強烈すぎて、感情移入は難しい(ありえない?)と思いますが、なぜか憎めないです。

2009/02/12

おしゃべりメガネ

改めて本作が既に20年以上も前に書かれたとは思えないキレ味鋭い作品でした。10年以上ぶりの再読でしたが、やはり面白い作品は興奮を失わせず、いつまでも輝きは色あせないですね。主人公の悪徳警官通称「ハゲタカ」はとにかく読む側が笑ってしまうほど、悪事に徹しています。関わる暴力団組織や暗殺者が可愛く?思えてしまうほど、主人公のキャラがインパクトありすぎです。暴力団側のコンビ「水間」と「野田」がちょっと可哀想に思えてしまうくらい、「ハゲタカ」のやりくちが徹底してある意味痛快でした。シリーズ、再読しようと思います。

2022/07/14

山田太郎

えらく読みやすい。最後のどんでん返しというかひねりが効いてるのも好きです。続きも読みたくなったけど、この作者自体もう少し読んでみようかと思った。

2014/08/21

うわじまお

一人の刑事がなんでここまでできるのか? やくざってこんんなにいい人たちなのか? いろいろ?を浮かべながら読了。この後を読むべきか読まざるべきか・・・検討中です^^;

2019/02/12

keiトモニ

西上心太氏解説“禿富という男の正体をさっぱり掴めず、読者は禿富に鼻面を引き回されてしまうのだ”との通り、たぶん私もそうされたんだろうよ。2作目ではマフィア・スダメリカナ側と悪徳警官だとよ。禿富警部補以上の悪徳警官がいるのか。3作目が、スダメリカナに加えてライバル組織暴力団との三つ巴だと。解説はまだまだお楽しみは続いていくというが、これじゃ日本警察もお終いかと妙な心配。禿富の視点に立たないことで彼の内面描写を排除と解説するが、私ゃそれなりに楽しんだ。南米マフィアの進出に新宿・渋谷の反社もうかうかしとれんぞ。

2022/06/11

感想・レビューをもっと見る