情状鑑定人 (文春文庫 お 13-8)
情状鑑定人 (文春文庫 お 13-8) / 感想・レビュー
nemuro
芦別時代、2013年2月以来の再読。先日読了の<御茶ノ水署>シリーズ第5弾『大迷走』の解説に「同級生迷コンビの二人が登場した最初の作品は『情状鑑定人』に収録の『暗い川』」とあって思い出しての再読。映画化(『ナイトピープル』主演:佐藤江梨子、北村一輝)された「都会の野獣」など表題作を含む7編を収録。いずれも(解説の香山リカ氏曰く)“一筋縄ではいかない人間”がキッチリと描かれていて面白い。当時、新年会で訪れた稚内、「クラーク書店」での購入。思えば、北海道新聞で「最北の書店 今月末閉店」の記事を読んで間もない。
2023/06/12
かいちゃん
駆け引き、心理戦。こういった言葉が合う短編集でした。 昔の雰囲気もあり、なかなか面白い本でした。 表題作がよかったわ。
2022/03/02
nemuro
本書との出合いは、今年の1月13日(カラオケの会の「新年会」の翌日)、稚内のクラーク書店。入ってすぐの目立つ位置に置かれていて、帯には、「映画化『ナイトピープル』主演:佐藤江梨子、北村一輝 監督:門井肇 原作:逢坂剛『都会の野獣』(文春文庫『情状鑑定人』所収) 公開 2013年初春」とありました。へぇ~え、逢坂剛の作品が映画化かぁ。と嬉々として購入。収録は7編で最後の「暗い川」には、なんと御茶の水警察署のあの迷コンビも登場。例によって、どれも手抜きなくキッチリと書き込まれていて大満足な一冊でした。
2013/02/17
ひで
短編集。最後に御茶ノ水署の2人が登場して、懐かしくなりました。
2016/10/08
しゃんしゃん
法律の専門家である著者のひねりの効いた7つの短編集。人間は立方体。一面では測れない生き物だ。善悪両面あるのが人間。それも日によっても違うし極論で言えば瞬間瞬間でも顕れかたは変わってくるのだろう。また環境、状況によっても変わる不可思議な存在が人間だ。その変わりようを様々に描く。胸に手を当てると思い当たることがある⁉︎それは、私だけのことだろうか?
2016/11/17
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