日本人と日本病について (文春文庫 き 14-3)
日本人と日本病について (文春文庫 き 14-3) / 感想・レビュー
向う岸
1980年に出版された対談本。30年も前の本なのに、内容が現在でも通じるというのは、どうとらえれば良いのやら。擬制血縁の原理、西欧における「神」の存在、「やる気」だけを強要される組織作り、独裁者が生まれにくい理由、自分は善人だという前提の無謬主義、日本人の幼児性、原則がないというのが原則、「空気」が出たら「水」を差すなど、注目すべきキーワードがてんこ盛り。右傾化が目立つ今、軍部という純粋な正義漢たちに国を任せた結果はどういうことになったか良く考えよう。読めば今後の日本人の行動予測になるかも。
2011/08/29
r_ngsw
ちょっと一般化が行き過ぎで決めつけ過ぎな感じもするが、面白かった。
2012/07/07
まみむめみむ
日本人の性質について対談形式で書かれた本。と、精読が足りないので、これ以上、なかなかコメントが残しづらい。
2011/06/07
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