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雪ひらく (文春文庫 こ 29-4)

雪ひらく (文春文庫 こ 29-4)

雪ひらく (文春文庫 こ 29-4)

作家
小池真理子
出版社
文藝春秋
発売日
2007-03-09
ISBN
9784167542047
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雪ひらく (文春文庫 こ 29-4) / 感想・レビュー

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ミカママ

大好物の不倫モノであるはずが、のめり込めずに読了。主人公たちがどれもドロついておらず、恋愛に冷めたスタンスなのが敗因かな。表題作だけは長編で読んでみたかった。

2016/10/06

じいじ

 恋多き中年女性を主人公にした6つの恋物語。不倫の恋への賛否は別にして、6話のどの登場人物に共感共鳴できるかの意見はさまざまであろう。随処に小池流「恋愛哲学」がちりばめられていて面白く読んだ。無名脚本家との4年の恋、男の名声とともに広がる二人の距離。切なさの中で明日への希望の灯が見える表題作【雪ひらく】年下の男を失いたくないという女の気持を描いた【仄暗い部屋】10歳違いの姉妹の男性観、恋愛観の違いが面白い【最後の男】短篇にしては読み応え充分で、立ち止まり一考することもあり、読了まで時間を要してしまった。

2016/02/25

bibi

どこか冷めた女性、自身を客観的に分析している。そして、なぜかセックスの壁が低い。現実にないかもしれないけど、フィクションの中なので、それはそれでちょっと期待しながら読んでしまった😅

2021/10/04

シュラフ

女にとって男の性は不思議だろうが、逆に男にとっても女の愛と性はとても不思議なものである。小池真理子の作品を読むと、あーそういうものなのかとさらにその不思議さに驚いてしまうのである。もっとも読メ女性の小池真理子作品についてのレビューをみてみると、「わたしこんな女はキライ」というのがわりと多いので、小池真理子作品に出てくるのは一般的な女というわけでもないのだろう。ただ概して男にとって都合のよい女が多いようだ。男は家庭もちで女はひとり身のパターンで、自然消滅するケースが多い。たしかに世の女たちが怒るわけか。

2015/09/21

巨峰

もうそんなに若くはない女たちの恋を描く短編。ほとんどの恋は終わっていたりもするが。。他人の恋というのはこんなに捉えどころがないのだろうかと思ってしまいました。時という概念を考えました。恋する時間はたのしいけれど、だけど、それは、きっと、一瞬の光ともいえるんだと。はかなく、だけど、消えないで残っていくものだ。

2014/08/08

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