風にまかせて女のほんね (文春文庫 と 11-7)
風にまかせて女のほんね (文春文庫 と 11-7) / 感想・レビュー
ぶんぶん
【図書館】良いエッセイでした、藤堂志津子の今がある。 1993年頃の著者の生活、心情、活きて来た全て、諦め、希望、40女の暮らしの難しさが良く出てる。 著者ら著作は読んだことが無いと思う。 何となく情感溢れる文学作品が多いと思う、そんな女流作家の素顔が見たいと借りて来た。 浮いた噂も無い独りで生きて来た人なんだなあと思うが、ちょっとした事で人間臭いところもある。 作家と言えども一人の人間という事に気付かされた随筆集です。
2023/02/26
MIKETOM
この人も現在御年73歳。時の経つのは早いものです。本書は著者がアラフォーの頃に書かれたエッセイ。小説に関してはクセのないもの、甘っちょろいもの、バカっぽいもの様々だけど、エッセイに関してはサバサバ系な感じ。男友達はたくさんいてやたら二人で飲みに行ったりしてるみたいだけど、それ以上は全く、てな感じで。実際はどうかわからないけど。「男っぽい?」という章、一度口にしてみたい言葉が「お願い、私を捨てないで」とのこと。現実は「別れよう」「あ、そう、わかったわ」だそうで。まあ、お気軽に読めるエッセイって感じかな。
2023/03/14
ゆりっぺ
1998年11月1日
pantyclub
著者の初期のエッセイ。素の著者が語られていて大変面白い。やっぱり素敵な本だと思う。女の本音では無く、著者の本音が正しいと思う。魅力が多く表れているのでおススメの本です。とにかくお酒がお好きなようです。寝酒を欠かせない理由がよく分かった。メッセージとして過去では無く、現在に生きよとは心に浸みる。著者の魅力がそうさせるのかな。最良の話し相手になるは、なるほどと思った。恋愛への憧れている時が一番の恋愛は心に残る。なぜか心がひかれる。
2023/04/22
感想・レビューをもっと見る