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蒲生邸事件 (文春文庫 み 17-3)

蒲生邸事件 (文春文庫 み 17-3)

蒲生邸事件 (文春文庫 み 17-3)

作家
宮部みゆき
出版社
文藝春秋
発売日
2000-10-06
ISBN
9784167549039
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蒲生邸事件 (文春文庫 み 17-3) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

松本清張「昭和史発掘」高橋正衛「二・二六事件」を参考に、昭和史を発掘している。時間旅行者(time traveller)と同伴する主人公。最後の約束の待ち合わせが悲しい。会うまで調べなかったという気持ちが宮部流。人が大学や学力で育つのではなく経験で育つということが裏の主題かも。解説:関川夏央

2013/05/13

ちょこまーぶる

時空を移動するという内容の題材の本は多いと思うけど、しっかりと歴史背景を盛り込んであると思うし、浪人生の孝史が2・26事件の時代の使用人であるふきに思いを寄せて、時空という空間を超えて手紙ではあるが出会えたシーンは何か温かみすら感じさせてくれる内容でした。初めての宮部作品でしたが、大変読みやすかったと思います。

2012/09/17

ehirano1

主人公同様に”歴史は人間がつくるもの”と思っていたのですが、著者は”歴史は人間が積み上げていくもの(P218~219)”とサブキャラに言わせます。その後に続く”だから、積み上げたものが・・・・・(P218)”で完全に一本取られました。しかしなんだか心地良いです。

2016/01/03

遥かなる想い

過去のある時点にタイムスリップして、現代から過去の事件をみていくというのが、よくある設定だが、宮部みゆきは、なぜ題材を2・26事件に求めたのだろう。雪降りしきる帝都東京で発生した2・26の不気味さは、確かに緊迫感はあるが・・気のせいかよくある設定なので、損をしているような気がする

勇波

「読メ」利用後、初の宮部作品です。随分久しぶり。相変わらずユーモア溢れるセンスのいい作品を描きますなぁ。SF作品と聞いていたので、バックトゥーザフューチャー的な過去と未来を行ったり来たりの大活劇と思ってました。派手さは無かったけど、読後感の良い物語です。一番の不思議はあんなに頭が切れる孝志君が大学落ちてるとこでしょうか(笑)二・二六事件に関しては山田正紀氏の『マヂック・オペラ』積んであるのでそちらも早く読まなければ★

2017/03/25

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