ハノイ挽歌 (文春文庫 へ 2-2)
ハノイ挽歌 (文春文庫 へ 2-2) / 感想・レビュー
ふくとみん
ベトナム戦争の歴史を語るわけではないが作者の身辺の貴重な出来事を語って真に迫る。初出から30年以上経っているのに。枯れ葉剤の問題は今どうなっているのだろうか。
2024/08/03
hiratax
ハノイ/ベトナムをめぐる一冊。ホテルに投宿しながら、ラジオから流れる日本の歌謡曲に耳を澄ませる。辺見庸はこのあと小説を書く。新聞記者/ジャーナリストから小説家への過渡期/萌芽期を、海外、近くて遠いハノイという場所でチューニングする。行った人ならわかるが、ハノイは顔つきも気候も食文化もほとんど中国(人)である。ゆえに日本との近さを感じることもある。過去の歴史において中国の属国であったという関係性の類似ゆえ。
2015/05/24
イフル
トンニャットホテル、今のメトロポールホテル、ここにベトナム戦争時代特派員が滞在していた。ここがハノイの一番好きなところです
2022/04/18
ダーミン
ハノイからはじまった東南アジア旅行中カンボジアのタケオゲストハウスに置いてあり、観光を中断し一気に読んだ。 自分が泊まった安宿や旧市街の街並みとリンクして、頭の中に風景が浮かびながら「辺見庸さんもあの場所にいたのか」としみじみした。 この本をハノイで読み返したい。
2013/06/20
1192
読んでいて不快な箇所がなかった数少ない一冊。常温の軟水を飲む感じ。南国の湿度がリアルに伝わる。雰囲気がいい。面白かったかというとそうでもない。
2015/03/21
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