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落第のスゝメ (文春文庫 は 14-6)

落第のスゝメ (文春文庫 は 14-6)

落第のスゝメ (文春文庫 は 14-6)

作家
林望
出版社
文藝春秋
発売日
2000-11-01
ISBN
9784167570064
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落第のスゝメ (文春文庫 は 14-6) / 感想・レビュー

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isao_key

『諸君!』1995年8月号~1997年7月号に掲載されたエッセイを単行本化のち、文庫化される。絶対に読むべき本などとは異なり、なんとなく読んでみようかという類の本。肩ひじ張らずに気楽に読め、ちゃんと教養が付くのだから、ありがたい本である。本書でも「屁池物語」という題で『大鏡』以来、日本文学における屁こきの話が語られる。まったくもってどうでもいい話なのだが、リンボウ先生の手にかかると、素敵な薀蓄と変わる。屁を「おなら」という言い方はもともとは女房詞で、「御鳴し」を下略して言ったのが「おなら」だったという。

2016/07/14

アルゴン

★★★★ 単なるエッセイと甘く見ていましたが、漱石と鴎外の俳句の比較に始まり、恋歌の考察、屁の考察まで、歴史上のあらゆる書物を用いて格調高いことが述べられています。良いエッセイというのは読みやすく下世話な話でも格調高くためになるものですね。

2018/01/23

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