臨床読書日記 (文春文庫 よ 14-3)
臨床読書日記 (文春文庫 よ 14-3) / 感想・レビュー
クナコ
初読。著者作は「バカの壁」既読。著者はどのような本を読んで何を考えるのだろうと思い手に取った。幅広く、固い。読後考察が「脳化」や「思想」「現代日本」など著者の強く主張したいことと絡んでくると、途端にこちらの理解が追いつかなくなる。著者の気分転換的作品の項や90年代当時の時事に絡めた項は比較的理解しやすく楽しめた。結論として、著者と私の本の趣味がまるで合わないことがわかった。本書一冊に対して私の既読本は0、既知本は米国エンタメ小説のみだった。どこか悔しいが、本書を読んで読みたいと思えた本も数冊にとどまる。
2020/02/20
てくてく
書評集。読書の幅が広いところ、海外ミステリが好きなところが楽しかった。また、出張の際に楽しむための本の選び方、その結果、ひたすら重くなる鞄、そして壊れる鞄、というあたりには同感。壊れるところまではいかないまでも、確かに私の鞄も本で重くなりがちだ。
2015/09/11
go
寝る前によく読んだ。ちょっと内容が難しいのは文學界の連載だからかな
2018/04/10
くらーく
<個>の誕生で、ユダヤ、キリスト、イスラム教と仏教の事で、著者の考えが記述されているが、同感。そういわれれば、その通りだと思います。この章も含め、著者の考え方には同意するところが多い。ただ、今の世の中はちょっと先鋭的で、叩かれそうな意見も多いかな。15年ほどで、空気が変わった気がする。
2015/04/04
おらひらお
2001年初版。『文學界』に連載された読書日記の文庫化。海外ミステリーが多いことが特徴なんですが、ほとんど読んだことがないものばかりなのが残念でした。移動時間を活用した読書のようです。電車通勤が羨ましい・・・。
2014/12/09
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