波のり舟の: 佃島渡波風秘帖 (文春文庫 て 5-5)
波のり舟の: 佃島渡波風秘帖 (文春文庫 て 5-5) / 感想・レビュー
山内正
佃島と1町を往復する渡し舟 正太は八人で一杯の舟で客を乗せ 行き来する船頭で毎日を往復する ある日娘が慌てて乗ってきた 佃に着いたが様子が変なので聞くと 店努めだと主が襲い掛かり逃げて来たと 帰る家が無いからと面倒を見る事に 何日かして正太が帰ると途中迄灯りが付いてたのに消えてた! 家に入り訳を聞くが誰かが来たかと 言い訳するが 明くる日離れた場所へ送って欲しいと頼まれそうすると 番屋の男が町役を連れてやって来て 女を家に入れたかと聞く? やがて島抜けの事件に関わる話をされ正太は気づく!
2018/09/28
ぽて子
江戸時代が舞台で、舟で人を渡すことを職業にしている男を主人公にした短編集。
沼田のに
洒落た風の各話の題名が老眼鏡の能力を超えて小さくて、さりとて布団から出て虫眼鏡を取りに起きる意欲もなくて判然としなくて心残り。物語は表紙と表題の印象のごとく力まず船頭さんの身の回りに起りうるような話で好感が持てる。 この本のシリーズ化は望まないけど、似たような作風の本は読みたい気分。
2019/11/06
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