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昨日の恋 (文春文庫 き 16-2)

昨日の恋 (文春文庫 き 16-2)

昨日の恋 (文春文庫 き 16-2)

作家
北原亞以子
出版社
文藝春秋
発売日
1999-04-09
ISBN
9784167576028
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昨日の恋 (文春文庫 き 16-2) / 感想・レビュー

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baba

爽太親分の颯爽振りと娘達をねんねこに手を引いている子煩悩の姿につい頬を緩める。哀しみにくれる人々が罪を作らぬよう、罪人にならないよう、若い親分の温かい気持ちがほんのりと伝わる。

2016/02/18

あすか

清濁併せ呑んだ岡っ引きを中心にした短編集。淡々と、時には罪を犯した人を見逃したりする展開が良い。

2022/11/01

Mark

短篇集、短いお話でしたけれどもどれもが人情を深く描き出している。江戸の時代背景もさることながら、描写が何ともいいですね。どのお話もそうだねと納得できるところが気持ちよい。切なくなったり、同情したり、いろいろありますね。

2014/07/03

MIKETOM

副題に捕物帖とあるけれど、いわゆる極悪人が善良な市井の人にあこぎな真似をやらかして正義の十手持ちがそれを成敗したりとか、そういう作品集ではない(短編七編)。人生様々あれど、悩み苦しんでいる人たちを人情話的に岡っ引きが裁量する話。犯人を見逃したりウソまでついて救ったりしている。内容はちょっと乙川優三郎に似ているけれど、あそこまでハートフルではない。もう少し淡々としている感じ。ただ、これを読みなれると乙川作品はケレン味が強すぎるなと感じるようになるかもしれない。まあまあ、まずまずな作品集。

2020/05/04

snow

爽太捕物帖の第二弾から先に読んでしまい、人間関係がわからなかったので、第一弾のこちらも読んでみた。しかし、第二弾の最後で妻が身ごもったらしいで終わったはずなのに、こちらでは既に二人の娘が生まれている!時間軸が逆だったので、当然第一弾以上の背景の説明は無し。その上、出てくる人物の名前が丈八、定七、正六、又七、etc・・。区別できない(笑)人間関係の把握を完全に諦めてからは、そこそこ楽しめたが、それでもやはり一編一編がすべて尻切れトンボで終わった感強し。流麗な文章を書く作家なだけに、惜しい。私の時間も惜しい。

2019/02/19

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