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妻恋坂 (文春文庫 き 16-5)

妻恋坂 (文春文庫 き 16-5)

妻恋坂 (文春文庫 き 16-5)

作家
北原亞以子
出版社
文藝春秋
発売日
2007-11-09
ISBN
9784167576059
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妻恋坂 (文春文庫 き 16-5) / 感想・レビュー

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じいじ

もっと早くに読んでおきたかった、と後悔をさせる小説だった。7篇の物語は、女主人公の哀愁と心うちの切なさをしみじみと、仄かな色香を添えて読ませてくれます。この作家は、男の本音の核心を鋭く突いてきます。時折、それをぐっと感じました。北原さんの時代小説はまだ6作目ですが、同じ江戸の人たちを描く宇江佐真理さんの時代小説とは、ひと味違った魅力があります。

2023/05/12

KEI

表題作を含む8篇の短編集。人は全くの善人でも悪人でもない。不幸ばかりでも幸せばかりでもない。そんな立場に置かれた女や男たちが、どれも江戸の町に懸命に生きる姿が鮮やかにそして切なく描かれていた。表題作「妻恋坂」は嘘をついていた周ニを待つお町の心情と妻恋神社に祀られている弟橘姫の伝説にちなんだ背景と相まって、より深い味わいがあった。

2023/12/15

真理そら

再読。『仇討心中』に登場する尾形光琳が、登茂と文次郎の対の帷子を読者に鮮やかにイメージさせる小道具になっている。

2018/03/20

恋空

北原亜以子さんの作品は初でしたが、とても切なく、どうしようもない儚さにため息😮‍💨艶っぽさもありましたが嫌な気持ちにはならず感情移入してしまいました。好きだからこそ相手の想いが良くも悪くも伝わってくるんですよね。それでも一途に相手を思いやる気持ち、、登場する女性たちの強さも感じました。男性って、、ほんとに、、まったく(〃´o`)フゥ…と思いつつも恋に落ちる時は落ちてしまいますよね🥹

2023/08/01

あすか

裏切られる気持ち、悔しい憎い情けない・・・。 古傷を抉られるような話もありました。 ドロドロに濃い縁から、薄い縁まで様々な恋が書き綴られていて、乙な本でした。

2020/02/26

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