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ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング (文春文庫 く 17-7)

ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング (文春文庫 く 17-7)

ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング (文春文庫 く 17-7)

作家
久世光彦
出版社
文藝春秋
発売日
2009-09-04
ISBN
9784167581077
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ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング (文春文庫 く 17-7) / 感想・レビュー

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やいっち

本書は、「末期の刻(とき)に1曲だけ聴くことができたら、どんな歌を選ぶか――。故・久世光彦が14年間にわたって雑誌「諸君!」に連載した123篇のエッセイから52篇を選んだ〈決定版〉。小林亜星、小泉今日子、久世朋子の3氏による語り下し座談会「私たちの選んだマイ・ラスト・ソング」を収録。懐かしい昭和の名曲が、珠玉の名文でよみがえる」といった本である。  

もりくに

「ラストソングを選ぶということは、自分の人生をどんな気持ちで終わるかということである」という久世さんの言葉は、齢70を超えた見にはとても身近に感じられる。この本は、今はなき雑誌「諸君」に1992年から急逝した2006年までの14年間に書かれた119篇から選ばれた。選者は彼が音楽のことは何でも相談していた小林亜星さんと、彼のドラマにたくさん出演した小泉今日子さんと彼の奥さん。小泉さんは「自分が好きな歌は、必ずドラマの中で使った」と。奥さんは彼を評して、「不良、バンカラに憧れて、肺結核になっちゃうタイプ」と。

2020/10/04

メタボン

☆☆☆★ やはり昭和の歌は素晴らしい。懐メロにどっぷりとひたった。奥村チヨという歌手を初めて知った。頼りなげだけど強く響いてくる歌い方が印象的な「終着駅」がとても良かった。「そして神戸」も作曲している浜圭介が旦那なのね。ジュリーの「時の過ぎゆくままに」は色っぽい。「昭和枯れすすき」も凄い歌。

2021/11/14

おおにし

戦前生まれの久世光彦さんの選んだ曲が私の好みとかなり近いことに驚きました。いつ聴いても泣ける曲としてあげられた「おもいでのアルバム」「何日君再来」「賛美歌312番」の3曲は実は私も聴くと涙腺が緩んでしまう曲です。久世さんの選ぶ曲は童謡、歌謡曲、軍歌、ジャズ、ラテン、ワルツなどと幅広く、私もこれは名曲だと思うものばかりで、末期に聴く曲を1つ選ぶということは至難の業だったろうと思います。結局、久世さんはどの曲をご自身のラスト・ソングに選ばれたのでしょうか。あの世でお会いできたら聞いてみたいものですね。

2012/09/29

KD6-3.7

著者の名前とキャリアは知っていたが、著書を読んだのは初めて。戦前からのよく知られた歌(一部マイナーな歌もあるようだが)を、ひとつひとつ慈しむように語る筆致に心打たれた。タイトルは知っていても思い出せない歌や、全く知らない歌が多く、Youtubeで調べまくった。

2020/07/25

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