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パライゾの寺 (文春文庫 は 18-3)

パライゾの寺 (文春文庫 は 18-3)

パライゾの寺 (文春文庫 は 18-3)

作家
坂東眞砂子
出版社
文藝春秋
発売日
2010-04-09
ISBN
9784167584030
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パライゾの寺 (文春文庫 は 18-3) / 感想・レビュー

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ann

民俗学へのオマージュがベースにあるからか、自分的には「NEO・棺桶本」だった。作者のイメージからして、もっとエログロかと思ったが、「営み系」の描写はあっさりだった。大好きな、デビュー直後の江戸川乱歩氏がチョイ出演してたり。こんな短編集、あまりないんじゃないかな、のレベル。久しぶりに面白くて時間を忘れた作品。

2020/10/22

メタボン

☆☆☆☆ 民話とホラーが混じった「お接待」が良かった。遍路をもてなす習慣は今もあるのだろうか。船に向かって小便をした女が船を呪ったとして島の者達からつまはじきにされる「まんなおし」。盲目の按摩師が女二人と交わる「残り香」。一度交わった遊女の最期が哀しい「パライゾの寺」。落ちぶれて最後は村の者6人を殺す「虫の声」。他、「六部さま」「朱の棺」。

2023/03/28

うめ

朱の棺が一番好き。作られた虚像は私の息子なんかじゃない、出来が悪くってこすっからくて短気なだけの、ただの愛おしい子ども、軍神なんかじゃないんだ、って母の叫びがとても良かった。優秀だから愛してるのではなくて、出来が悪くったって、愛してる。死んで英雄様、軍神様だなんてクソクラエ、生きていてくれさえすれば(生きていればいたでまた色々文句もでるんでしょうが)。母の思いと朱の棺。その他は官能小説の様。舞台が舞台だけに湿った生々しさに満ちている。

2019/07/09

あぶらや

何故か再読してしまった。民話的な話はエロスの要素が強いです。

2022/07/23

あぶらや

坂東さんだからもっとホラー系かと思ったら民話のような話でした。 男が四国を周り土地の年寄りから不思議な昔話を聞く。 最初は拍子抜けしたけれど、読むにつれて引きこもれました。

2018/12/10

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