KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

詩歌の待ち伏せ 3 (文春文庫 き 17-6)

詩歌の待ち伏せ 3 (文春文庫 き 17-6)

詩歌の待ち伏せ 3 (文春文庫 き 17-6)

作家
北村薫
出版社
文藝春秋
発売日
2009-12-04
ISBN
9784167586065
amazonで購入する

詩歌の待ち伏せ 3 (文春文庫 き 17-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yumiha

再読。珍しいことに初読の記憶が残っていた。プレヴェール「朝食」の訳の違いと天野慶の短歌は、印象が強かったのねん。翻訳をするとき、「原作者には寝ていてほしい」という柴田元幸の言葉にふむふむとうなずく。「原作+感性や表現力」を翻訳ととらえるなら、翻訳者にとって試される思いがするからだろう。今回は、藤原実方VS藤原行成が面白かった。百人一首「かくとだに・・・」の実方の才気煥発の和歌。実務家として一流で、清少納言との交流もニヤリとさせてくれる行成。私の好みは行成に軍配を上げる。

2020/05/10

yumiha

翻訳の違いによる面白さや怖さを、プレヴェール「朝の食事」や百人一首の和歌などで、丁寧に教えてくれる。やっぱ北村薫は、すごいっす。たぶん蔵書量は、ハンパぢゃないんでしょうなあ。それに加えて、その一節をちゃんと記憶しておられるのがすごい。ワタシの脳細胞は、ど~だっていいことしか残してくれないもんなあ…。待ち伏せに出会うためには、それだけの機会と感性と記憶力が要求されるように思ふ。

2012/10/11

tanuki

詩の章を拾い読み「木村信子 しっぽを捨てる」の本と覚えておこう

2016/05/29

セルジオ肥前

北村さんの著作で無ければ、このシリーズを手に取る事は無かったろうと思う。これまで詩にはあまり関心が無かったが、少しは面白みを感じる事が出来た。

2013/05/02

kochi

詩や和歌を読むのは苦手だけれど、このシリーズを通じてだと、なぜかすとんと心に落ち着く。味をしめて、詩集等に単独で挑戦するんだけれど、やっぱり駄目だ…の繰り返し。

2010/01/16

感想・レビューをもっと見る