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われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫 つ 11-1)

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫 つ 11-1)

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫 つ 11-1)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
1997-11-07
ISBN
9784167588014
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われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫 つ 11-1) / 感想・レビュー

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徒花

かなりおもしろい。こんなにおもしろいに、こんなに役に立たない本も珍しい。哲学者の先生が日常生活の中で抱く「当たり前」をなにやらひねくれた立場から小難しくこねくり回しているだけのエッセーなのだが、とにかく文章のセンスが抜群にうまく、いちいち細かいところで読者を笑かしにくるので油断してはならない。電車の中で読んでいると口元が自然とニヤニヤしてしまうので、変な人に見られるかもしれない。まぁ、こんな本を読んでいる時点ですでに変な人なのかもしれないが。

2016/05/28

やすらぎ

冒頭から個性が光る。森博嗣さんのエッセイの中で知ったが、数頁で惹きつけられた。率直に何だこれはと驚く。煙草、愛、老化、洗濯、健康などをテーマに、脱線して飛躍して元に戻る。思考をこれでもかと掻きまわす逆説的エッセイは、柴門ふみさんが出版を橋渡ししている。土屋氏はこの手の本を数多く残し続けている。日常をこんなにも複雑に捉えていたらどうなるのだろう。人間の幸福はかくももろいと考えるのは、哲学者の宿命なのか。一歩間違えば支離滅裂な本書を怖いもの見たさで手にすると後悔するかもしれないが、意外と楽しめるかもしれない。

2024/09/14

chiru

「日々是口実」の次に読んだ土屋さんのエッセイ。どの章も面白い!!文頭の「献示」と「はじめに」で咳き込むほど笑った😂 天才的な屁理屈の応用。まともな考察でもユニーク度沸騰。ああ言えばこう言うの大量発生🤣 気が付くと唇の端っこが細かく痙攣するほど笑いが込み上げてくる!!自虐ネタを思いつく才能には思わず苦笑だけど、人を笑顔にするって偉大✨ 何度、空振りしてもくじけない野球少年みたいな土屋さんが可愛いな😉 棺桶に片足を突っ込むとき持っていく本は?って聞かれたら迷わず「土屋本」って答えるかも‼ ★4.5

2021/06/28

テンちゃん

『笑って!笑って!笑って!』(○´∀`о。゚人間!(^0^)ユーモア!(⌒_⌒)哲学!⇨エッセイ集ψ(`∇´)ψ『お笑い哲学者』⇨悩み事!(^_-)-☆女性!♪♪(●^∀^●)♪♪分析!⇨『女性をとことん賛美する』(๑´ڡ`๑)哲学と笑い!なかなかの作品。☆(^0^)4.2

2016/01/28

みゆ

TLで見掛けタイトル借り♪ 哲学者・土屋賢二さんのエッセイです。全編に渡り無理くりな論理で相手(読者)をケムに巻く。助手との対話なんか子供の喧嘩です(笑)一体、哲学者ってどんな研究してんだか、真面目な土屋教授を見てみたいです(^_-)-☆

2023/08/29

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