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われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫 つ 11-2)

われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫 つ 11-2)

われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫 つ 11-2)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
1999-04-09
ISBN
9784167588021
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われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫 つ 11-2) / 感想・レビュー

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kinupon

大学でこんな講義を聴いていたらもっと哲学が好きになっていたかもしれません。

2016/12/20

パフちゃん@かのん変更

哲学者で大学教授。でもちっとも堅苦しくなくて、かわいい!・・と言うと失礼ですね。なんだか、必要以上に謙遜しているように思えますが、笑いを取るためのウソかもしれません。1944年生まれ。でも50代に書かれたのですね。面白いけれど、実際こんな人と喋ったら疲れそうです。この教授のお世話をしている助手の方、親睦会の会費を集めるだけでもどっと疲れそうですね。中華料理店のカウンターで多分隣の人が土屋氏のギョーザを1つ食べてしまったのではないか、と言うエピソードに14ページも費やせる筆力とエネルギーに驚嘆します。

2016/02/11

ehirano1

教訓;哲学者の家庭教師をやってはならない(笑)。まあこれはいいとして、哲学というのは「矛盾」を解く、もしくは解消することであると同時に飯のタネでもあるのですね。そういう意味で哲学者は案外「矛盾」を大切にしているように感じました。「矛盾は、世の中に残した人間の足跡である。矛盾は人間の証なのである(p254)」は心に響きました。

2016/10/11

ネギっ子gen

【大日本土屋本称揚会の末席に列する有象無象の会・第8副代表代理補佐という重責に煩悶するgenの丞、渾身の推薦本】憂国の士である土屋師が軽佻浮薄な世相を愁い、慟哭の中で書き上げた書。論旨明瞭にして深淵なる真理を説いた、ソクラテスやカントに連なる「新たな哲学書」。高邁な精神と貧格を併せ持つ稀代の紳士が心魂を傾けて上梓した本書を、品性劣悪にして浅学菲才の申し子の如き愚生がレビューするなぞ、豚に真珠、猫に小判、象に小毬、鰐にインプラント。依って、敢て本書を再読せずに本レビューをアップせし苦衷の程を察して頂きたい。

2024/01/03

ehirano1

「人間とはどうして群れたがるのあろうか・・・・・孤独を恐れているわりには、他人とうまくやっていこうという熱意がみられないのが不思議である(p15)」には”真実の二面性”を感じます。先生のエッセイには”真実の二面性”を中心に展開している場合が多いように思うのですが、注意して読まないとオフザケのベールに隠されてしまいます・・・・・。

2016/11/12

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