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棚から哲学 (文春文庫 つ 11-5)

棚から哲学 (文春文庫 つ 11-5)

棚から哲学 (文春文庫 つ 11-5)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
2002-08-02
ISBN
9784167588052
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棚から哲学 (文春文庫 つ 11-5) / 感想・レビュー

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ehirano1

『だいたい、手帳に書かないと覚えられないような予定は、面白くないことに決まっている(p212)』。全く以て同感です。会議の予定はろくすっぽ憶えていないのに、連休がいつあるかはなぜか正確に覚えていますねwww。

2020/02/11

ehirano1

『究極の満足(p138~141)』は屈指のエッセイだと思います。曰く、「不満が絶対なくならないのは、われわれ自身が不満を求めているからだ。われわれは不満がないと満足できない。だから不満を抱いている状態こそ、究極の満足なのだ」、と。流石だと思います。

2020/07/16

優希

頭の中が見てみたいと思いました。あらゆる難問に対する明解な答えは笑えるものばかりです。正しい論理をわざとひねくれまわしているように思えました。論点をずらしたり屁理屈を言ったりするのが得意なのでしょう。哲学的なエッセイのはずなのにそうは思えず、ただ愉快としか言えません。

2016/02/06

ehirano1

相変わらずこの方は上手いです、しかものっけからこれです⇒『“棚から哲学”は“何もしていないのに悩みごとが訪れる”という意味である。より正確には、“”何もしていなくても悩みごとは訪れる。ましていわんや、白妙の、衣ほすてふ天の香具師“という意味である(p4)』。

2019/11/16

10$の恋

物事を超主観で全方向から考察し、自分に都合の良い一点を探し出して高らかに論ずる様は、むしろ清々しさを覚える。詭弁と言い訳を駆使する土屋先生は大らかな小心者とみたり!論破といえばカッコイイが、無邪気な揚げ足取りだから笑わなしゃーない。なんと巻末の解説は土屋さんのお母さん、これもヒジョーにオモロい♪ はまり心地のいい落とし穴と、踏めばアハハと笑える地雷の埋まる道をお散歩しているような全301ページは、「笑える哲学の道」と言えよう。日頃、様々なジャンルを読書する私にとって、たまに迂回したくなる散歩道だ。

2021/01/14

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