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汝みずからを笑え (文春文庫 つ 11-6)

汝みずからを笑え (文春文庫 つ 11-6)

汝みずからを笑え (文春文庫 つ 11-6)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
2003-03-07
ISBN
9784167588069
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汝みずからを笑え (文春文庫 つ 11-6) / 感想・レビュー

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ehirano1

再読。「批判」は何かを守るため、一方「ユーモアや笑い」は何も守らない、ただ破壊のみ。しかし、「ユーモアや笑い」は不幸に立ち向かう武器になる、と。フムフム、これは興味深いです。本書ではこの辺をかなり真面目に論じられていますが、最後に土屋流ユーモアでひっくり返して台無しにしています・・・・・「破壊」の意味が違うでしょうに!どうしてこの人はこうなのか・・・・・www。

2016/10/17

ehirano1

相も変わらずフザケまくりです(笑)。しかしながらキレキレのユーモアは圧巻です。前半は良かったのですが後半は鳴りを潜め、真面目とユーモアの境目が分からなくなりますので注意が必要です。また、門下生の柴門ふみ氏が先生を論破している個所は呻りました。先生も論破された割にはなんだか嬉しそうな感じがしているのを読んでいて伝わってきました。

2016/09/06

優希

抜群のユーモアセンスがあります。短めのものから少し長めのものまで文章にバラつきが見られますが、キレがいいのでサクサク読めます。深いテーマを笑えるように哲学していて面白い。アホらしい感じはありますが、そこがいいところだと思いました。

2016/02/06

ネギっ子gen

自嘲の空笑を浮かべ哀哭の涙を流したことなく、書を読みてもただ娯楽または知識を得るに留まる者は些少の利益をもこの書より得ることなかるべし。然れどもツチヤ師と共に諧謔の奥義を究め貧相なる師の著書を熟読玩味し、哄笑に沈む人との交流を為さんとする者は、本書より莫大なる利益を得ることならんと信ず。本書は世に流布せし刊行物にあらず、著者は人類の叡智を代表し、身を不幸の極点に置き、洒脱の原理を以て自ら慰さめんことを勉めたるなり。日本語を解し得ざる人と言えどもこの書を買うにおいて大いに歓喜を得ることと信ず。就中師には。

2024/05/18

10$の恋

土屋さんの本を読むといつも思い浮かぶのが「駄菓子屋」さん。比喩的にね。そして土屋さんが非常にユニークな店主ってところ。店内にはB級お菓子が並び、ちょっとした魅惑の空間。コリスガム、蒲焼さん太郎、カレーせん、酢イカ、クーピーのラムネetc…土屋さんのアリガタイ話を例えるならそんな感じ♪ちょっぴり胡散臭い講話の陳列だが、手に取って味わいたくなる。「アハハ、いいねコレ」てな感じかな?今作は哲学者らしき文言もチラリとご披露してたよ。巻末の助手さんのコメントもユニーク♪心ウキウキするから、また寄らせてね、土屋先生!

2021/07/02

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