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ツチヤの口車 (文春文庫 つ 11-10)

ツチヤの口車 (文春文庫 つ 11-10)

ツチヤの口車 (文春文庫 つ 11-10)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
2008-02-08
ISBN
9784167588106
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ツチヤの口車 (文春文庫 つ 11-10) / 感想・レビュー

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優希

ナンセンス極まりないです。ひねくれた語り口のユーモアエッセイ。理屈をこねくりまわしながら吐く毒舌がたまりません。自虐ネタが多いのも笑えます。こんな口車なら乗せられたいと思いました。

2016/02/06

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

ツチヤ先生の口車にまんまと乗せられてあっという間に読了。ツチヤ先生本はこれで6冊目。本書は、週刊文春に連載したエッセイをまとめたもの。ドアノブを引き抜くH教授のの話、「サンダー・チューブ」で遊んでいる様子など思わずふいてしまった。相変わらずのひねくれぶりにも、クスクス笑いがこぼれる。とにかく読んでいて楽しい。そして、後に何も残らない潔さが、いつもながらに鮮やか。今回の解説は、藤巻健史氏。ツチヤ先生の広範な人脈には驚いた。

2021/04/11

10$の恋

いかんいかん、「まえがき」から口車に乗せられそうだ。なになに?この本が売れない理由?ふむふむ、あはは♪…いかんいかん、ついつい読み進めてしまう。例によって4つの章に分かれている。「口の章」「先の章」「三の章」「寸の章」…口先三寸かぁ…いかんいかん、もう引き込まれてきたぞ。こうなりゃ口車にのっちゃえ!土屋先生のヘリクツ爆発、ああ言やぁこう言う、凛として堂々といじける、いじけ方がカワユイ♡土屋先生の日常に転がる「物言い」の種は無限。よくもまぁこんだけ笑かしてくれるね♪結局最後まで口車にのっちゃった(笑)。

2021/04/20

aiaimo`olelo

お茶の水女子大学教授で哲学者のエッセイ集。こんな人がお茶大の教授になれるのか…(笑)飄々としていながらもまわりくどい運転をするツチヤ先生の口車。革のジャケット、腕立て伏せ、お盆の過ごし方などをテーマにツチヤ先生の思考実験が繰り広げられます。理屈、理屈、、むしろ屁理屈のオンパレード(笑)奥様への辛辣な悪口は変わらずも、なんならこれは奥様への、ひねりにひねってひねり過ぎてひねくれてしまった愛情表現(笑) 1つのテーマが4、5ページで読めるのですきま時間の読書に良かった。紹介してくださった読友さん、ありがとう。

2021/03/24

じょうき

いつもながらの名調子。読めば読むほど癖になる。ユーモアのさじ加減の絶妙さが素晴らしい。女性に関するコメントなど、ひとつ表現を間違えると大バッシングである。それを、にやにや笑いで済ませられるユーモアに落とし込むセンスはすごい。学部長になったことについてのエッセイがいくつか収録されているが、結局本当のところどんなだったかがさっぱり見えてこないということに読み終えて気付き、おかしくて仕方なくなった。やはり土屋先生の作品は間違いない。

2023/02/03

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