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紳士の言い逃れ (文春文庫 つ 11-19)

紳士の言い逃れ (文春文庫 つ 11-19)

紳士の言い逃れ (文春文庫 つ 11-19)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
2013-08-06
ISBN
9784167588199
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紳士の言い逃れ (文春文庫 つ 11-19) / 感想・レビュー

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Y2K☮

古書店の100円均一で見つけて衝動買い、と事実を書いたら著者が悲しむだろうか。新刊書店で探したけどどこも置いてなくて、と正直に言い訳したら傷口へ塩を塗り込んでしまうだろうか。ともあれ「能ある鷹は爪を隠す」を地で行くユーモアエッセイ。教授時代の本に比べるとパワーダウンは否めないけど、そこはあの森博嗣も認める哲学者ツチヤ師。9割のバカバカしい自虐と詭弁(失礼)の合い間に1割の鋭い見識が煌めくから油断禁物。もしお会いしたら確実にこの知性に圧倒される。長生きして下さいね。また本買います。次こそは新刊書店で。多分。

2016/10/27

優希

3.11があっても何も変わらないのが恐るべし土屋氏です。相変わらず皮肉と風刺と弁解に満ちていますね。土屋氏の言い分は年季が入りすぎている気もしますがやはり面白いものは面白いです。肩の力を抜いて読めて時折ニヤリ。定年退職後でもアクは十分です。それでいながら疲れているときに気楽に読めるのがいいところです。

2014/09/29

10$の恋

今回読んだツチヤ本は、東日本大震災のすぐ後に書かれたものだ。暗く厳しいテーマになるかな…と思いきや、切り口がユニーク!顰蹙(ひんしゅく)を切り抜ける話術と観点は見事としか言いようがない。毎度のことながら、話題も多彩。特に頭が上がらない奥様のことなど、私の本音と合致する部分も多い。思わず笑ってしまうほどだ(あ、いつものことか笑)。また「ツチヤ中毒」がヒドくなった気がする。もしかして、私もこの先の人生、土屋先生のように貧相で意志薄弱でハンサムで気品漂わす従順さを秘めた紳士になっていくのかな?(笑)。

2021/09/09

ち~

一年に一度は読みたくなる土屋先生のエッセイ。この巻では東日本大震災が起こった頃のものが収録されている。さすがに今回は真面目か!と思っていると、そこはチャッカリ土屋エッセンスが入っていたりする。とは言うものの、退官された土屋先生。他の先生方や生徒たちとの絡みがなくなり、少しパワーダウンしているような気がした。

2017/07/03

ichiro-k

直前の本が駄本だったので、思いがけずオモシロく読めた。 そこで著者ならびに出版社に提案したい。 師(ツチヤ氏)の著書を売るには、駄本との「抱き合わせ販売」を思いついた。 つまり、塩をなめた後、砂糖をなめると恐ろしく甘く感じるらしい。 この提案の気になるところは「抱き合わせ販売」は商法違反どちらの本も駄本と感じる読者がいるということぐらいだ。

2013/08/27

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