壊音 (文春文庫 し 29-1)
壊音 (文春文庫 し 29-1) / 感想・レビュー
はじめさん
著者初読にしてデビュー作。著者は女性、念のため。/薬中の少年、タキと、彼にあきれつつ、つきそうハジメ。芸術家タイプのタキはハジメの走る姿をカンヴァスに描きたい。だが薬によるバッドトリップを見る度に暴れまくる。あこがれの女性の姿すら悪夢にあらわれ、ついにはハジメもその世界へ。ナイトメアー。/ ガラスをぶん投げて割れる音や金切り声が聞こえてきそうな小説。感応的というかなんというか。坂本龍一が巻頭に寄稿していたり、台詞を排した音声のみでの映画化もされていたりと「音」がモチーフ。同時収録の「月齢」も、月の満ち欠け
2015/08/29
アーチャー
若さがあるから書ける、破壊的そしてシュールな展開の物語。ただ、私はその若さがいろんな意味で仇になった気がして、結果感情移入も感想も心に残ることはありませんでした。スミマセン・・・。
2012/01/05
音桐
篠原先生の著作を読むのは二冊目なのですが相変わらずよくわからない、けれどそのわからなさの中で思考を巡らせるのが個人的には好きなので面白かったというよりは楽しかったです。篠原先生の紡ぐ物語はは世界観が綺麗。読み進めるのに少しパワーが必要でした。
2012/06/10
meuri*
雑誌に特集されてて気になって図書館で借り、割と好きな文体だったけど何故か読んでると目が回って気持ち悪くなり日にちを変えてもそれが変わらず、読むのを断念。今の所唯一そんな理由で読めなくなった本。十代後半の年齢だったからか?今だ謎。
でつ
解説が良い
2011/09/10
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