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石原莞爾と昭和の夢 地ひらく 上 (文春文庫 ふ 12-2)

石原莞爾と昭和の夢 地ひらく 上 (文春文庫 ふ 12-2)

石原莞爾と昭和の夢 地ひらく 上 (文春文庫 ふ 12-2)

作家
福田和也
出版社
文藝春秋
発売日
2004-09-02
ISBN
9784167593025
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石原莞爾と昭和の夢 地ひらく 上 (文春文庫 ふ 12-2) / 感想・レビュー

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カブトムシ

2002年の山本七平賞を受賞しています。「満州国公主嶺に育ちし母淑子に捧ぐ。」と献詞があります。上巻下巻があり長いです。お忙しい人には、以前に紹介しました「父が子に教える昭和史」の2満州事変、日本の侵略なのか?がレジュメになります。私は長い作品は苦手なので、映画やビデオを見てその文学作品を理解することも多いです。私はこれで感想が100冊になりました。今はもう読めないので、ボロが出ないうちに、この辺で撤退したいと思います。私は「読書案内」は必要と考えています。私の感想が、少しだけでも参考になったら幸せです。

さっと

帝国陸軍の傑物・石原莞爾の評伝。上巻は満州国建国まで。いまとは時代背景が違いすぎてマユツバものに思えてしまう明治生まれ戦前の昭和育ちらしい豪快なエピソードから、稀代の戦略家とも、壮大な予言者とも、敬虔な宗教家とも伝えられる石原の評価が難しいのは、なんのこだわりもなく言えば、「独裁者」としての道を選ばなかったからだろう。満州事変をして「侵略」の諸悪の根源としてその首謀者たる石原を断罪するのは、昭和の戦争の捉え方を矮小化することにほかならない。大陸で関東軍は暴走したが、石原はそのアクセルを踏む任になかった。

2020/08/22

叛逆のくりぃむ

 石原莞爾の生い立ちから満州事変までの軌跡を描く。石原家が新徴組の関係者だったことは初耳であった。

2016/06/01

BLACK無糖好き

満州事変を首謀し、陸軍の天才戦略家とも言われた石原莞爾の生涯を辿りながら、同時に近現代の国際政治の流れも振り返る形で構成されています。上巻は石原の生い立ちから満州国建国まで。陸軍幼年学校・陸軍大学時代とも傍若無人で野放図であるが成績優秀。面白いエピソードも少なくない。又、石原は田中智学の主宰する国柱会の会員となり法華信仰を求める。田中が石原に与えた影響によって、昭和史の決定的な部分が形作られた事も事実という。法華経と石原の思想の関係は大変興味深いです。

2015/10/20

i-miya

★福田和也『地ひらくー石原と昭和の夢』(上) 2004.10.12 P85 仙台幼年学校 大隈重信 乃木希典とさしで会う P11 庄内平野 鳥海山の麓 月山湯殿山 田の中に墓 ここではよくある 裕福 P13 石原 ①満州事変の戦争犯罪人 ②軍備放棄 平和主義 ③天才的戦略家 陰謀家④予言者 精緻な理論家 

2004/10/21

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