巴里からの遺言 (文春文庫 ふ 14-2)
巴里からの遺言 (文春文庫 ふ 14-2) / 感想・レビュー
佐島楓
藤田さんの古めの作品はあまり読んでいなかったので、新鮮な気分。主人公があまり自己主張しないハードボイルド&ミステリーのような感じで、さらっと読めました。フランスには旅行計画うっすらありなので、実現したら街の隅々まで見てこよう。それにしても、三十年くらい前ってフェルメールの評価は今ほどじゃなかったんでしょうか?
2011/09/01
カワセミ440
図書館で予約した本がなかなか来ないので適当に藤田さんのこの作品を選びました。藤田さんは舞台となったパリで同時期に住んでいたようで、ジモティのようにイキイキと当時の風俗を含め、楽しそうに書いてますね。最近のちょっと枯れた作風の藤田さんもいいけど、16年前の、売れる前の頃もまた良いものです。『鋼鉄の騎士』もそういえばこれと同じ頃に書かれたはずです。図書館では余り人気がないようなので、藤田作品を読んでいってみようかな?
2011/06/11
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