ピアニシモ・ピアニシモ (文春文庫 つ 12-6)
ピアニシモ・ピアニシモ (文春文庫 つ 12-6) / 感想・レビュー
めがけん。
何だ焼き直しかあ、と思ったわけだけどシラトの存在が相当でかくてちょっとヒカルが影をひそめてる……。結末も前作とは異なっているし、普通の荒れてる公立中っぽくて詰襟の制服だったのが、私立のマンモス学園(恐らく辻仁成も一時期通っていた成城学園だろう)に変わっているのが現代的。いまどきお金があるのに公立中になぞ通わす親は都心じゃ少ないのである。前作の「トオルのヒカルの二人だけの世界」みたいなのが結構好きだったのだが、これはトオルとシラトの物語になってしまったのか。
2012/04/30
ちばと~る
辻仁成デビュー作の今風リメイク~ヒドイなこりゃw
2011/02/25
rico
中学生の考える事としては重たくて難しいことが多かったし、最後まで読んでもよく分からない事も多いけど、ヒカルとトオルは表裏一体なんだろうな。灰色は誰の心の中にも在るのかも。
2010/09/28
lucyandrew
「ピアニシモ」より希望に満ちている。同じような悪夢的な場面もあるが、救われる。にしてもヒカルって一体何者なんだろう。
2010/03/12
runner0298
辻さんの好きな世界。自分自身の内面との葛藤を表現している。後半は物語が一気に進む。ファンタジー色が強いが、辻さんが表現したいことが詰め込まれている作品。
2015/11/23
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