がん治療総決算 (文春文庫 こ 22-7)
がん治療総決算 (文春文庫 こ 22-7) / 感想・レビュー
Hiroshi
がん発見→手術で摘出→抗がん剤治療→がん緩和ケア療法ががんの治療法だと思っていたが、そうではないことがわかった。また欧米の一般的治療法と日本の治療法が異なることもわかった。日本のがん科医はやたら手術好きのようだ。 また、ちまたに溢れる免疫療法の嘘がわかった。がんはその人の細胞であり、ただ遺伝子の増殖部分にエラーがあるだけ。自分自身である以上免疫の対象にならないのだ。
2013/09/10
YayoiM
非常に有益な本である。近藤先生の本は全部そうなのだが…。 父親が多発性脊髄腫と診断されちょうど出版されていたので読んで、江東区にある墨東病院でしきりに勧められたが、抗がん剤治療をきっぱり断った。 「60歳以上になってからは抗がん剤は効かない。」と日野原先生も書いているが、多発性脊髄腫は不治の病であり、従って苦しまないようになるべくQOLを下げないように暮らすのがベストと判断したからだ。 お陰さまで父はまだ元気で、しかも腫瘍マーカーもぐんと平常値に下がって(おいおい)、ガン死より先に心臓病で死にそう
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