KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

自殺 (文春文庫 ゆ 4-2)

自殺 (文春文庫 ゆ 4-2)

自殺 (文春文庫 ゆ 4-2)

作家
柳美里
出版社
文藝春秋
発売日
1999-12-08
ISBN
9784167621025
amazonで購入する Kindle版を購入する

自殺 (文春文庫 ゆ 4-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

James Hayashi

これは問題あり。自殺未遂の経験がある著者が神奈川の高校へ招かれ講演をし(93年)、自殺を否定するのでなく推進しているとも言える。この後生徒の1人でも自殺して責任を問われないのであろうか?死を知らず生を語れず、自殺など以ての外。人の死にも選択の権利があるとか述べてるが、例えば先日、日光で自殺した男性遺体の引き上げ作業に300万円掛かったという。これは遺族へ請求。生きる事は自己責任が問われるが、死後は遺族に責任が回ることも。オランダの安楽死にも触れているが、これも不治の病のみ認められているので自殺とは関係ない

2019/10/08

メタボン

☆☆☆ 自殺を肯定してしまいかねない高校での講義は正直どうかとも思ったが、その後6年して洞察が進んだ柳美里の「死は生の中にあり、コントロールするもの」という言葉には共感できた。

2024/05/08

らむり

生と死と自殺についてひたすら語られています。生が美しい人は死も美しい。自殺や自殺者、自殺志願者に対する見方が変わりました。

2012/12/28

skellig@topsy-turvy

自殺について柳さんが行った講演をはじめとする自殺考。少し古いけど、hideや岸上大作など様々な人物の自殺を取り上げながら、「死をプログラムして生きる」ことの重要性を説いており、ずんずん読んだ。自殺を半ば肯定し、半ば否定するとご本人も書いているけど、そのバランスが大切なのではないかな。

2013/09/16

Take@磨穿鉄靴

理屈をこねくり回さずとも自死は肯定出来ない。ただ「死」が身近にあるから「生きる」と言う行いに尊さを感じるのは少し前から実感としてある。若い頃にはなかった。今ここにある「生」を輝かせる為に自分は走ってるんだなと思う。死ねば灰になるこの足も心臓もその時が来るまでは鍛えていきたい。灰になるからこそ。走れなくなったら死にたくなるかもしれない。それでも歩くかもしれない。ただ自我が消えたら…。その時は愛する人に安楽な死を与えてもらいたいと思う。今はまだ走り続けたい。そう心の中を整理出来た。 ★★☆☆☆

2018/01/16

感想・レビューをもっと見る