隣家全焼 (文春文庫 な 36-4)
隣家全焼 (文春文庫 な 36-4) / 感想・レビュー
harass
女性雑誌CREAで連載していたナンシー関の対談本の第二弾。第一弾は大月隆寛、第三弾はリリー・フランキー。今回の対談相手を知らんのでスルーしていたのだが、町山智浩の実妹と知り驚く。テレビを見ない大月と違い、町山はテレビで仕事をしている放送作家のため、ナンシーの話題に即座に対応可能で、条件反射的な毒舌が連発。96年から98年の話題なので個人的にはうっすら記憶があり楽しめた。今でも芸能人で残っている人が多いが現在の位置づけが変化したりしてなかったり。
2017/06/15
猫丸
対談本。テレビのプロふたりの共通認識をスタート地点とするから、情報の肌理が細かすぎて「知らんがな」状態もしばしば。しゃべりゆえにナンシー文体の魅力が発揮されていないのもマイナスポイント。やはり原稿紙を埋めてもらったほうが面白い。中谷彰宏・木村和久・西川りゅうじんは全身全霊で否定したい。改めて思った。いまナンシーが存命であればMXの深夜の経済番組(調べた。world marketz)で総白髪かつツーブロックで個性的過ぎるファッションのおじさん(これも調べた。清水昭男氏)を徹底的にイジると予想する。
2020/09/11
sawa
★★★★☆ ナンシー関を知る全ての日本人は、芸能ニュースを観る度にこう思って仕方がない。「ナンシーだったらどう言うか」。復帰した宮沢りえに「必ず『元気そう』って言われてる」、サッカー報道に対して「ただ負けただけなのに、すぐ悪夢とか言う(笑)負けただけじゃん」、「好きなビジュアル系は?って聞かれて米良美一って答えるのはどうかな」。なんでこれCREAで連載されてたんだろう。どうしたCREA。市川海老蔵、K-POP大流行、石田純一結婚、AKB48、おねえブーム…あ~ナンシー!死ぬのが早すぎるよ!(図)
2011/10/05
紫羊
古本屋さんで見つけた。以前読んだことがあるはずだけど、面白さは今でも十分新鮮だった。ナンシーさんの本、手許に残しておいたら良かったと、今頃になって激しく後悔している。また、少しずつ集めよう。
2013/09/02
PP&AP
加筆・修正してるんだろうけど、それにしてもこの対談はすごく濃密だと思う。このテンポで(って速さ分からないけど)で、あれだけ捨て所のない会話が出来るんだからちょっと驚愕してしまう。47頁後半からの怒涛のやり取りなんか、二人のビートたけしがボケ合ってるみたいと言ったら褒めすぎだろうか。褒めすぎというか例えが間違っているか。まあいいや。とりあえず一茂ってテレビに出ても良かった人なのか考えてしまった。
2012/11/25
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