決戦下のユートピア (文春文庫 あ 37-1)
決戦下のユートピア (文春文庫 あ 37-1) / 感想・レビュー
guanben
第二次大戦下の日本。結婚、ファッション、学校、貯蓄、保険、美食、広報、文学など様々な分野で実施された、ちょっとズレた統制を紹介する。当事者たちは大真面目だったのだろうが、不謹慎ながら失笑を禁じ得なかった。勝てるわきゃないわな。
2021/01/04
max
さすが荒俣御大、当時の雑誌や新聞などレアな情報をこれでもかと収集・満載して、大戦当時の(今から見れば)馬鹿馬鹿しい統制の数々を活写。現代に生きる人間でよかった…と思いたいけど、コロナ禍の今読むとむしろ既視感ありまくり(芸能への統制とか、今のライブハウス叩きとそっくり)。人間って集団としてはあまり利口になってないようだ
2021/02/10
スターリーナイト
2019-59 日本人は逞しい。
2019/08/04
東岳
婦人の国防服化に一番反対したのはどんな連中か? なぜ「贅沢は敵」なはずの戦時日本で化粧屋の業績が伸びるのか? 意外な視点からみえてくる戦時下の「人間像」。 やはり、贅沢は素敵だ
ばな
ところどころで著者のつっこみが面白いです。後書きで、一箇所訂正のお侘びをされているのですが、「私の無知ゆえの間違い」って、もう、謙虚なのは分かりますが、荒俣氏に”無知”宣言されても読者は困っちゃうのでございます。
2011/09/16
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