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メールのなかの見えないあなた (文春文庫 タ 13-1)

メールのなかの見えないあなた (文春文庫 タ 13-1)

メールのなかの見えないあなた (文春文庫 タ 13-1)

作家
キャサリン ターボックス
Katherine Tarbox
鴻巣友季子
出版社
文藝春秋
発売日
2001-06-01
ISBN
9784167651077
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メールのなかの見えないあなた (文春文庫 タ 13-1) / 感想・レビュー

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13歳の女の子がチャットを通じて40歳くらいの男に騙されて仲良くなり会うことに…と言う話。ノンフィクションなだけあってやりとりがリアルだった。相手が犯罪者とわかった後でも、優しくしてくれた事は忘れられないし恋心を抱き続けちゃうのもわかるけど。。13歳くらいの女の子って、自分ではもうしっかりしてるつもりだけど、やっぱり周りの大人や家族がちゃんと見ていてあげないといけない。まぁそもそも悪い大人がいるのが一番いけないんだけど。

2016/02/14

akemitsu

インターネット犯罪に巻き込まれた少女の記録。まだまだネットが一般的になり始めたばかりの頃のことだけど、現在もおそらく同様の犯罪に巻き込まれる少女たちは、著者と同じような気持ちを抱いたりしているのだと思う。 興味深かったのは、事件が起こるまでと起こった後の出来事が半分半分のボリュームで記されていること。犯罪に巻き込まれた被害者が失うもの、怯えるもの、葛藤がとても正直な筆致で記してあり、著者がこの事件を乗り越えていく苦しみも共有できた。翻訳も読みやすくて良かった。

2014/08/14

みえ

インターネット犯罪に巻き込まれる少女の話しで、今まさに問題になってる事

2006/05/01

yos

インターネット犯罪に巻き込まれてしまった少女が事件の成り行きとその後の顛末を赤裸々に描くノンフィクション。自分は13歳ではないし、13歳の女の子だったときも遙か昔だからか、アメリカの普通の13歳の少女の気持ちってこんなんだぁ・・・・と思う反面、多分そうなんだろうなと納得してしまう。自分が13歳だったときも、こんなにバカだったっけ?日本では携帯「出会い系サイト」トラブルが後を絶たない。これは子どもの声を聞かなくなった大人の責任だと思う。

2001/08/11

うたまる

「あなたの娘は、いつもあなたの自慢だった娘は、ひどいドジを踏んで踏んで踏みまくったすえ、ゆうべの出来事にいきついた…」……世界初の出会い系サイトによる性犯罪を描くノンフィクション。著者は本件の被害者自身で、当時13歳の女性。それだけに事件後も消えない被告への思慕の念と自分は無垢な被害者ではないという自責の念が生々しかった。このように考えるのは彼女自身の知性の高さの所以だと思うが、却ってそれが鬱的な症状を招いたとも言え気の毒になる。そして一番の驚きは、アメリカの社会の不寛容さ。いや、上流階級の、が正確かな。

2018/12/10

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