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大統領の陰謀 (文春文庫 ウ 2-4)

大統領の陰謀 (文春文庫 ウ 2-4)

大統領の陰謀 (文春文庫 ウ 2-4)

作家
ボブ・ウッドワード
カール・バーンスタイン
常盤新平
出版社
文藝春秋
発売日
2005-09-02
ISBN
9784167651558
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大統領の陰謀 (文春文庫 ウ 2-4) / 感想・レビュー

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Willie the Wildcat

権力に盲目の組織人vs.義憤に燃える組織人。心底の道理と義に問う姿勢だけは必須。FBI副長官・・・、苦悩の日々と推察。無論、「ウッドスタイン」ペアの活躍と苦悩も秀悦!匿名性の裏づけと論理性。支える上司と、グレアム女史の組織文化。興味深いのが、追う側と追われる側の共通項である「不安」。真実への向き合い方が、結末の差異に直結。一方、機密性と知る権利は、常に考えさせられる。前半戦終了、いざ後半戦『最後の日々』へ!

2015/05/31

ブラックジャケット

大昔に読んで久しぶりの再読。コロナ禍で大統領になってはいけない人がいたのも理由。プーチン大統領のKGB体質も盗聴好きの大統領と結びついた。決して古い内容の本ではない。最初はセコい不法侵入事件で幕を上げる。あまりにもつまらない事件、ゴミ記事で消えそう。これが二人の若い ワシントンポスト紙の記者によって、政権内部の要人につながっていく。ディープスロートという政権内からの情報も大きい。二人の記事は全米を揺るがすホワイトハウスのスキャンダルになる。報道の自由の拠点から大統領の犯罪にまで達する世紀のドキュメント。

2022/07/28

Prince of Scotch

現在、TOHOシネマズで上映中の同名映画を観るために読んだ。ウォーターゲート事件は米国史上に欠かすことのできない政治スキャンダルだが、どういう性質のものか詳らかに知らなかったので、その概容を認識できたのは有意義だった。ただし、大部のノンフィクション、正直、大筋を把握するのでいっぱいいっぱいだった憾みはある。「調査報道」という手法でメディア史に金字塔を打ち立てたのが、ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインという無名の若手記者ということも興味深かった。一読のみでは消化不良ゆえ、再読する意向です。

2019/03/01

Mana

ペンタゴン・ペーパーズからの流れで読んだ。この本の映画は未視聴。正直読むのが苦痛だった。すごくチマチマした調査を延々として、全然進展が感じられない。読んでるだけで苦痛なんだから、これを実際にしていた新聞記者は本当に尊敬する。

2018/05/29

佐伯 要

1972年6月、米・民主党本部があるウォーターゲートビルに5人の男が不法侵入して逮捕されたことが発端となった「ウォーターゲート事件」。 ワシントンポスト紙のカール・バーンスタインとボブ・ウッドワードが取材し、情報のカケラをつなぎあわせて真相に迫る様子が、その二人によって細かく描かれている。調査報道の金字塔といわれる一冊。 ジャーナリストの仕事とは細かい事実の裏を取り、それを積み上げていくものだということがよくわかる。 ノンフィクションとしての手法や取材のしかたなど、参考になる部分がたくさんあった。

2016/12/27

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