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読者は踊る (文春文庫 さ 36-1)

読者は踊る (文春文庫 さ 36-1)

読者は踊る (文春文庫 さ 36-1)

作家
斎藤美奈子
出版社
文藝春秋
発売日
2001-12-07
ISBN
9784167656201
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読者は踊る (文春文庫 さ 36-1) / 感想・レビュー

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takaC

面白かった。でも読んでみたくなった本はあまりなかったな。いや、『セブン、セブン、セブン』は読んでみたいかな。御多分に洩れず自分も友里アンヌ隊員のファンですので。(笑)

2015/08/22

井上裕紀男

本を読んでいる者がざわつく一冊。個人的に読みづらい構成の書評本ですが、納得する指摘が多くて思いの外唸ってしまいました。 文学・大阪・歴史・知ったかぶりに関する批評は自分の中でストンと落ちる。「ううっ」となる箇所も多いですが、なぜか著者を気に入ってしまいます。 出てくるのでは?と思いながら読後に解説見ると、米原万里氏。そりゃ出てこられますよね。米原氏の書評も至極楽しかったですから。 斎藤氏のおすすめ本、やたらに気になります。

2021/03/18

佐島楓

「あーこんな本流行ったなぁ」「懐かしいなぁー」だけで終わらせない視点が元編集者だなぁと感じます。今も続いている(終わっていない)問題もあるし。ずしんときたのは阪神大震災後の出版界の風潮。先の大震災後と何が違っていたのか、当時中学生だった私にもう思い出す手立てがないのが悔やまれました。

2012/02/17

しんたろう

20年ほど前に連載されていた書評をまとめた本。ネタとなる書評本は皆古いものですが、著者のファンなので読んだ。期待に違わず大いに楽しめた。例によって歯に衣着せない物言いは読んでいて気持ちが良い。正にこの著者の文章は踊っている。これとは全く関係無い話になるが、爆笑問題の太田光が稀に話題に上げる文学関係の話が好きだ。

2017/02/06

Tui

滅多に褒めぬことで有名な斎藤女史。てことで、この本に登場する中で評価されている(ほんのわずかな)文献は、その分野について知りたい時の適書といえます。大辞書や学習まんがの比較では、各社あまりの違いに唖然。知らなきゃ怖いよ。また、書評と学生時代の読書感想文について女史曰く〈大人の世界の読書感想文(書評)だって率直な批判を避け、いい子ぶりっ子している点では、似たようなものである〉。もう全編このノリ容赦なし。作家にも出版社にも読者にも等しく厳しい、全方向射程圏内の鋭さをもった読書界への鬼発言が心地よくも恐ろしい。

2014/12/10

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