東南アジア四次元日記 (文春文庫PLUS 40-5)
東南アジア四次元日記 (文春文庫PLUS 40-5) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
四次元とは何か。著者はよく判らない状況を四次元的と表現しているようだ。確かに四次元はよく解らない。私が住んでいるこの世界は三次元の立体空間である。その私の影は二次元の平面として映る。ということは、もし私が四次元的人間であれば、私の影は三次元の立体として映ることになるのか。三次元の影とはいったいどのようなものなのか? 解らない。この本を読んで判ったのは、人間はよく判らないところを彷徨うものだということ。判らないことを楽しむ、よく判らない生き物だということ。コレを読んでいるあなた、私のいうことが判りますか?
2011/11/08
kun-kun
会社を辞め、東南アジアを予定のない旅をする。目的は自分探しじゃないところがよい。だんだん奇怪なもの探しになってくのが面白い。インフラ整備より巨大涅槃仏。それで幸せ。
2010/01/13
麦焼酎
1997年に書かれた本だから、もう25年前なのね。現在宮田珠己は何をしているのか気になって調べたら、順調かつ定期的に本を出版していて、2021年には小説も出していた。宮田氏はおふざけキャラを演じているけど、実はかなり堅実派というか道を踏み外さないタイプだよね。酒も呑まないらしい。そこそこ読んでいて面白いんだけど、なんか突き抜けてない感じがどうもモヤる。彼の著書を読むといつもモヤる。現在ミャンマーの路地裏でゾンビ化してまーすとかだと面白かったのに。
2022/10/26
ユウティ
写真がないから、図書館のカウンターで出てきたときビックリした(笑)なにこの変な表紙。変な本借りたみたいでちょっと嫌(笑)中身はまあまあ。気楽に読める旅行記の中でも特にくだらない感が強い。地獄が面白かったです。
2015/01/29
Office-INTI
宮田さん旅行記、これで読むのは3冊目。 これまで読んだ本に比べて脱力感が高い。まぁ、仕事辞めた後にエンドを切っていないアジア探訪に出ているのだから当たり前と言うかそうでないとおかしいので、これでいいのだろう。 著者は変わった感性をお持ちだなとか思いながら読んではいたが、そもそも変わったものが大好きなご様子で。目の付け所が違うなあ(特に本書はその傾向が強め)
2017/10/27
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