盟約 上 (文春文庫 ニ 1-4)
盟約 上 (文春文庫 ニ 1-4) / 感想・レビュー
James Hayashi
カナダ生まれの三郎が海を渡り江田島の海軍兵学校で学ぶ。成績優秀で英国への留学も果たし、中尉として戦艦朝日に乗り込む。そしてロシアのバルチック艦隊を迎え撃ち、日本の勝利で終える。ここまでが上巻。日露戦争の描写は短くあっさりしたものであるが、三郎の成長と時代背景の描写、ロシア女性との絡みなど明治時代であるがバラエティーに富んでおり驚いた。下巻ではイギリス生まれの著者の描き出す日英関係と三郎の行く末が期待される。
2015/06/06
なつみかん
勇魚よりも、もっと時代が進み、話がより複雑になってくる・・・下巻へ!
2019/08/04
siopop
勇魚の続編なのですが、勇魚が歴史小説のような雰囲気のくじらの話だったのに対し今作品は海洋冒険小説になっていました。 日露戦争の事が書かれているのですが、あの当たりの事を書いた本は今までに坂の上の雲しか読んだ記憶がなくとても面白く読めました。 日本海海戦の話が簡単に済まされていたのは残念だったものの、 それでも主人公がカナダの自由奔放な少年から江田島の兵学校を出て青年士官になって行く姿は面白く読めましたし、今まで読んだ海洋冒険小説はイギリス人が主人公の話ばかりだったので、日本人が主人公の話は楽しかったです。
2012/01/28
あきひと
cwニコルさんが日本海軍の書を著したということに驚かされました。
2016/11/04
七月
フィクションだけど伝記モノって感じで割と面白い。
2018/01/23
感想・レビューをもっと見る