日本文明のかたち 司馬遼太郎対話選集5 (文春文庫 し 1-124)
日本文明のかたち 司馬遼太郎対話選集5 (文春文庫 し 1-124) / 感想・レビュー
時代
ドナルド・キーン氏はやっぱり凄いね。日本のことを知り過ぎているね。日本人よりもね。司馬さんとはウマが合うよね。 後半は山本七平氏と当時の政治家についての事から、日本型の政治のあり方について。 ですよね◯
2020/06/30
クラムボン
この巻はドナルド・キーンとの対談が面白い。そして編者の関川夏生の解説・解題によって対談をより深く楽しめる。例えば、対談をお膳立てした中央公論社の気遣いを紹介する。対談は奈良、京都、大阪で行われ、初回は平城宮跡の発掘現場、次回が銀閣寺の庭園、最終回は緒方洪庵の適塾を散策見学で打ち解けた後、料亭などに移る。対談前はお互いが相手の専門分野の博識を恐れ躊躇したようだが、司馬さんの注文「日本文学の話題を抜いてくだされば。私の小説を読んでこないこと。」をキーンさんが快諾。そしてこの対談が縁となり長い交遊が生まれた。
2021/10/19
aponchan
司馬遼太郎氏の著作を継続的に読んでいるうちの一冊。司馬氏を通して日本・日本人のことを知ることが少しずつ進んでいる気になる。山本七平氏著作読了経験から、二人の対談は楽しみだったが、知のぶつけ合いになっておらず、補完の仕合で盛り上がらなかった感があり、少し残念。違うキャリアや人生があって得意分野が被らない方が対話が盛り上がるのかなと思った。引き続き司馬氏関連書籍は読んでいきたいと思う。
2019/07/30
kuppy
相変わらず、司馬さんは角栄さん嫌いですね、田舎から出てきた拝金主義の亡者と取り付く島もない。日本史には英雄はいない、日本には英雄が必要ないという話にはうなずける点が多い。
2016/03/17
酩酊斉案山子
司馬さんはもう仕方ないとして、キーンさんの日本史に詳しいこと、詳しいこと・・・。
2013/06/07
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