宗教と日本人 司馬遼太郎対話選集8 (文春文庫 し 1-127)
宗教と日本人 司馬遼太郎対話選集8 (文春文庫 し 1-127) / 感想・レビュー
優希
信仰を持っているのと持っていないのでは見方が異なるように思いました。実際のところ何らかの宗教の信仰者は少ないのではないでしょうけれども。
2022/05/05
時代
司馬さんの対話集8。日本人と宗教の関わりを諸外国と歴史に絡めながらの話を中心に。宗教話は司馬さんのお得意とあって深い。けっこう難しかったよ。でも◯
2020/11/19
がんぞ
司馬遼先生は亡くなる数年前から、避けていたテレビ対談に言い遺すかのように連続出演してバブル崩壊の愚かさ、日本人の水準低下を嘆いた(腑抜けになり中国韓国と喧嘩できないとは言わなかったが)。宗教学者・山折哲雄との対談は'95年5月阪神大震災、オウム真理教事件のさなか。「幸福な学問(天文学など善良な対象を扱う)と地獄の学問(地震とか予測できない災が対象)に分けられる」というが、宗教学はもちろん《人間の不条理》で後者。軍事も。ヤーヴェは悪魔的存在。ところが、明治維新で国家のアイデンテティの為、天皇と神道が一神教化
2013/10/02
AICHAN
井上ひさし氏との対談で司馬さんは日本の発展は止まった、これからは停滞の時代だと言っている。私は、発展をやめて停滞すべきだと思っている。もっと言えば停滞ではなく落ちていいと思っている。日本はバカみたいに発展しすぎたと思うのだ。30年くらい前の時代まで一度落っこちて、この国をどうしたらいいのか、全国民で考えてみるなんてことができればいいと考えている。
まさにい
再読。やはり再読しても発見が多い。山折さんとの対談では『無常』というキーワードを再認識した。橋本さんとの対談ではもう一度『歎異抄』に挑戦してみようかと思う。井上さんとの対談では、『自治』の精神を再認識。立花さんとの対談では、『宇宙からの帰還』を読んでみようと思う。リービ英雄さんとの対談では『星条旗の聞こえない部屋』を読んでみようと思う。堀田さんの方丈記私記は読んだが、堀田さんがスペインにいたことは知らなかった。法然・親鸞・道元の時代が仏教のプロテスタントとの認識には、おまわずそうだよなぁと思う。
2022/05/07
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