新装版 歴史を紀行する (文春文庫) (文春文庫 し 1-134)
新装版 歴史を紀行する (文春文庫) (文春文庫 し 1-134) / 感想・レビュー
ゲンキ
司馬遼太郎さんの歴史紀行本です。司馬遼太郎さんが歴史小説を書くために何度か足を運んでおられたから、こういった本も書けるんだなぁ~と思いました。本書を読んでいると、自分も司馬遼太郎さんと現地を紀行しているみたいに、その土地ごとの、地形や城郭や町並み、そこに住む人々の雰囲気等が味わえて、大変良かったです😊
2022/04/24
楽
あとがきは昭和44年1月(1969年)。電子書籍(2016年)の冒頭に「今日からすると差別的表現ととられかねない箇所」云々とあるが「風土的気質、性格、思考法」から歴史や現在を理解しようとすれば自ずと差異をみることになろう■タイトルがまた絶妙である。『歴史と人間と風土』と改めず「文藝春秋」連載時の原題のままとしたそうだが原題の方が味がある■それにしても最初の土佐から飛ばしているので(差別的表現が)、いま読んで大丈夫なのか(言葉狩りに五月蝿い人々が批判しないか)心配になる。個別の話はコメントへ
2022/11/23
さつき
いろいろな地域を旅しつつ、その土地の歴史が様々な角度から語られています。そこに暮らす人々の気質をうかがうことができるようで、面白いです。司馬遼太郎コミュニティ司馬塾でご紹介いただき読みました。司馬作品は小説も面白いのですが、紀行ものに最近はハマっています。我が県神奈川は未掲載なのが残念です。あまり特徴がないからかなぁ…
2016/04/18
aponchan
司馬遼太郎氏の作品乱読中のうちの一冊として読了。様々な作品で描かれている場所を氏が訪れて土地柄や人柄を表現した、総集編的というか復習編という感じで楽しく読めた。三河、薩摩、長州といった歴史上、多く描かれている場所に加え岡山は個人的に最近訪れたこともあり、先に読んでいればなあと感じた。これからも氏の作品を継続して読んでいきたいと思う。
2020/04/19
り こ む ん
歴史を愛する司馬遼太郎さんならでわの人間風土紀行。名物を食べる訳でもなく、ひたすら、歴史のトゲ(要)になった土地を訪れて、その時代に思いを馳せる。そんな旅もいーなと思う。個人的には、会津、長州の旅が興味深かった。あと、忘れられた徳川のふるさと三河も面白かった。旅したいなぁ…
2014/09/15
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