バンドーに訊け!: 坂東齢人実は馳星周 (文春文庫 は 25-1)
バンドーに訊け!: 坂東齢人実は馳星周 (文春文庫 は 25-1) / 感想・レビュー
海猫
当時は本の雑誌を購読していて、収録の書評をだいたいリアルタイムに読んでいたはず。20年以上前のだから取り上げてる作家にしても現役だったり、すでに消えていたり。なんだか無情だのう。書評のはずなのに私事がやたら書いてあってまるでエッセイ集のようにも読める。それゆえになんだか切ない情感が漂う。その切なさが他人事ではないのは当時これに影響されて読んだ本がたくさんあるからか。書評家・坂東齢人としてもっと活躍してほしかった。パソコン通信で本の情報やりとりしてるって羨ましかったね。今ここで私がやってるのも同じことかな?
2015/12/30
山田太郎
北上次郎のやつも読みたくなるというか、解説書いてるのに、まるで触れてないのがちょっとうけた。
2014/11/20
takeapple
私が本の雑誌を一番真面目に読んでいた頃(隅から隅まで読んで、琴線に触れた本を全て読んだってことね)、一番好きだった書評家が、坂東齢人だった。自分より1つ下で、同じような冒険小説が好きだったということにあるが、彼の書くものは間違いないと思っていた。まあ北上のおぢさんの影響があちこちに見られるけれどね。今再読してみると、解説に目黒考二が書いているように、馳星周のできるまでのノンフィクションとしても読めるし、先日読んだ『蒼き山嶺』がなぜああいう構成、追っ手を倒したあと が尻すぼみ、となっているかもわかるのだ。
2018/05/13
緋莢
馳星周の自伝的青春小説『ゴールデン街コーリング』を読み終わった頃に積読本の山から出てきたので、こちらも手に取りました。後に馳星周となる著者が、1991~1997年まで『本の雑誌』で連載していた書評連載をまとめた本です。既に20年以上前なので、『新宿鮫』は、まだ2冊目の『毒猿』を取り上げているし、北村薫の〝正体”が明かされて、がっかりしたという記述があったり、天童荒太の第六回日本推理サスペンス大賞優秀作の『孤独の歌声』を サイコ・サスペンスと書かれているも、サイコの部分が全然面白くないが(続く
2019/08/06
澤唯
読んでみたい本激増。困る。
2013/05/25
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