池波正太郎「鬼平犯科帳」傑作選 おれっちの「鬼平さん」 (文春文庫 や 29-11)
池波正太郎「鬼平犯科帳」傑作選 おれっちの「鬼平さん」 (文春文庫 や 29-11) / 感想・レビュー
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2013.08.05(初読、初編者)山本一力編・池波正太郎著。 (カバー) 「池波さんのことを語れるのは生涯の誉れ」と言い切る山本。 青春のころからのファン、一力氏。 悩みぬき選んだ六編。 (山本一力) 1948、高知生まれ。 都立世田谷工業高校電子科卒。 旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連商社を経て1997、『蒼龍』で第77回オール讀物賞。
2013/08/05
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2013.08.29(つづき)山本一力編・池波正太郎著。 おまさ-盗賊→申し出て→火付盗賊改方、女密偵。 新宿はそのころ武蔵国葛飾郡(現・葛飾区)にあった宿駅の一つ。 江戸からは、街道が松戸を経て、上総、下総、常陸の国々へ通じている。 中川に渡る渡し船、道の向こう側、わら屋根の茶屋から見覚えのある娘、十七八。 昔の関係。 平蔵には告げまいと決心。 市ヶ谷田町の薬種問屋山田屋に賊、一家十八人、皆殺し。 早く御頭(長官)のところへ。
2013/08/29
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2013.08.20(つづき)山本一力編・池波正太郎著。 201308.29 賊どもが最も嫌うとこをあえて選んで押し込む。 ああ、違う、これは、二代目じゃない。 ささやくおまさ、平蔵に。 山田屋の金蔵は防火、盗難のための設備、整っている。 頭部に打撃、主人と息子夫婦を人質に奉公人をだまらせ、錠前を開けさせた。 その上、全てを殺した。 憎んでも飽き足らぬ。 おまさ、おいで。 市ヶ谷、八幡宮、境内、「万屋」、という料理屋。 なじみだ。
2013/08/30
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2013.08.14(つづき)山本一力編・池波正太郎著。 2013.08.14 (『資法秘伝』、つづき) 剣友、岸井左馬之助、「おれもぷらぷら後を追うかもしれないぜ」 京の女の肌の香。 木村忠吾、うさぎとなり一足先に東海道。 二. 駿河の国、宇津谷峠(うつのやとうげ)、江戸から四十七里。 8日かける(通常5日)。 伊勢物語、「・・・ゆくゆきて、駿河の国に至りぬ、宇津の山につき、我が入ろうとする道は、暗くて細い道、蔦に楓が茂りおり、物心細く、すずろなるめを・・・」
2013/08/14
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2013.08.21(つづき)山本一力編・池波正太郎著。 2013.08.20 (善八、盗賊の話、つづき) 浜松の城下へ、平蔵、本陣、梅屋三郎左衛門方へ。 見付の宿場へ手紙を託す。 舞坂の宿、見付から七里半。 「みょうが屋」は、上等な宿屋。 盗賊(やつら)仲間に入ったわ。 昼過ぎ、善八、来る。 諸国に七箇所の盗人宿、そこに金は隠してある。伊砂の善八、喜ぶ、「木村平蔵を名人にしてくれ」
2013/08/21
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