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にこにこ貧乏 (文春文庫 や 29-13)

にこにこ貧乏 (文春文庫 や 29-13)

にこにこ貧乏 (文春文庫 や 29-13)

作家
山本一力
出版社
文藝春秋
発売日
2010-10-08
ISBN
9784167670139
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にこにこ貧乏 (文春文庫 や 29-13) / 感想・レビュー

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HIRO1970

⭐️⭐️⭐️数年前に司馬さんや池波さんの時代物が好きな私に父親がススメてくれたのが何と無く記憶に残っていました。今回初めて山本一力さんの時代物ではなく何故かエッセイを手に取ったのですが、無類の池波さん好きなのを知って父の推奨してくれた意味が分りました。現代の中の江戸を感じる感覚にかなり共感しました。言葉の端々に江戸の言葉が現れて来て思わずムムと唸って、これはとても捨て置けないかなりの達人と見込みました。オススメの作品です。これから時代物にも挑戦します。

2015/03/13

佐々陽太朗(K.Tsubota)

週刊文春連載エッセイの文庫化。タイトルの『にこにこ貧乏』は氏が中学生の頃、高知県から東京に引っ越し、貧しい中、新聞配達をしながら学校に通われた生い立ちにちなむものかと想像する。私は山本氏の魅力は「人の真心に対しては心意気で応える」といった気概があるところではないかと思っています。それは山本氏の生きていく上での基本的な姿勢のようにも思えますし、山本氏が昵懇にする人の生き方でもあるようです。本書に頻繁に出てくる大阪天5の『青空書房』のご主人と奥様もそんな方のようです。近く『青空書房』を是非とも訪ねてみたい。

2011/12/28

ドナルド@灯れ松明の火

おらんくの池に比べて、かなりエッセイが上手になったと思う。泣かせる話やうなづける話があった。家族との話が笑わせてくれる。

2010/11/10

いちとにとやまと

クリント・イーストウッド(名優で名監督)や池波正太郎(作家で絵もうまい)は「天が二物を与えた」と思えたとしかいえない人だ。それは「神のえこひいき」なのか? 著者の山本一力はそうではなく「多くの人に至福感を与えるための天の配剤の妙味に相違ない」という。こういう嫉妬や僻みを超えた物の見方ができるようになりたいものです。

2011/04/22

パプリカ

山本一力さんの家族や本人の日常生活の温かみがあるエッセイ集。

2014/05/16

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