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神のロジック 人間のマジック (文春文庫 に 13-2)

神のロジック 人間のマジック (文春文庫 に 13-2)

神のロジック 人間のマジック (文春文庫 に 13-2)

作家
西澤保彦
出版社
文藝春秋
発売日
2006-09-05
ISBN
9784167674021
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神のロジック 人間のマジック (文春文庫 に 13-2) / 感想・レビュー

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W-G

事件が発生するまでがやや退屈で、発生後はスピーディーな展開。『人格転移の殺人』と似た物語構成に感じた。事件発生迄に頁の半分以上を費やしているのも同じか。ラストが重たい感じになっているのが大きく違う点であり、そこが好きなところでもある。前半の長さはその布石でもあるわけだが、残念ながらそれほど効果的ではない。後半にいくほど、犯人暴露後から凄く面白くなって盛り上がった珍しい作品。ミステリ面では、某有名作品とメイントリックが被っているので、知らずに二作続けて読んだら、結構あっさり気付くかもしれない。

2017/01/06

やっさん

★★★☆ 第3章の「見知らぬ中年の男女~」のくだりでピンときて、トリックは読めた。これだけじゃなく意外と不自然な表現は多かったかな。実名とニックネームが混乱しそうだったのでメモして読み進めた。

2018/12/01

🐾Yoko Omoto🐾

読了後に身悶えしてしまったほど面白かった。俗世と全く隔絶された環境下にある「学校(ファシリティ)」に理由も知らされず入所することになった「御子神衛」。同じく理由が定かでないまま生活を送る同年代の5人の少年少女たちとこの施設の実体を推理するマモルだが、釈然とした解答を見つけられないまま仲間が次々と殺されてゆく。とにかく完璧とも言える伏線に読了後は圧倒されっぱなしだった。オチは某有名作品と同系なのだが、あくまでもトリック自体は別物であるところが素晴らしく、残酷で刹那的な物悲しい真相にも瞠目させられた。傑作。

2014/06/16

nobby

文句のつけようがなく面白かった。序盤のマモル達が過ごす<学校>が意味する所を相互に推理していく様子も楽しめる。探偵・スパイ養成なんて笑えるし、個人的にはヴァーチャル説が好み♪そこから中盤以降の怒濤の急展開にはビックリの一気読み。その結末には全く予想出来ず、なるほど某有名作品と同じ仕掛けなのだが全く色の違うアプローチが見事!せつないけれど見事に伏線つながる。転校生との対面の違和感、確かに半端ないだろう…

2014/11/25

青乃108号

最初のうちは良かった。面白く読んでいた。いや、中盤までは読ませるものはあったと言っておこう。この先は、いったいどのようにして驚かせてくれるのかしらと期待さえして。しかし殺人の発生あたりから物語は失速、俺の興味も急にしぼんでしまった。なんだかわからない物を読まされて、前半が良かっただけに失望はおおきく、ラストにいたっては怒りのあまり本をぶん投げてしまい、しまった図書館本だったと慌てて拾い上げて。もう、こんな夜遅くに俺はなにやってんだとぶつくさひとしきり文句を言ったあと、睡眠薬を貪ってふて寝した。全くもう。

2021/11/19

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