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ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫 な 52-1)

ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫 な 52-1)

ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫 な 52-1)

作家
中村航
出版社
文藝春秋
発売日
2006-05-10
ISBN
9784167679835
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ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫 な 52-1) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

どうも私はバンド関連のストーリーは苦手のようである。青春小説の中に なかなか入り込めない。文体も軽くしっくりこない。 

2010/12/18

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆2.0 『ぐるぐるまわるすべり台』 僕は大学を辞め、塾講師をする傍ら、バンドのメンバーを募集した。 <熱くてクール、馬鹿でクレバー。最高にして最低なメンバーを大募集>。 そんなうたい文句に集まったロックな面々。 と『月に吠える』の2作品を収録。

2021/03/06

さおり

笑い方が「うははは」じゃなくて「にゅいーん」だった、恋愛のお話じゃない中村さん。結構好きだ。「男は一旦喜んでから、空ジョッキを回収した」と「面白がる人は面白がらない人の三十倍は可愛い」を手帳に書き留めた。昔を思い出した。ダッフルコートのポッケにパンダのぬいぐるみを入れて日本酒を飲みまくったこととか。バイト代が倍になるときいてもやっぱバニーちゃんは断ったこととか。弟の運転するボロいオープンカーの助手席に乗って、目的もなく一日中右だ左だと指図して車を走らせたこととか。若いとは、素晴らしいことなのですよ。

2014/11/07

いずむ

自分がいなくても回るセカイで、自分のいられる場所を。自分が刻む鼓動で、他の誰かに伝わる何かを。ぐるぐると。滑り台を滑り降りるように、自分の居場所も進む方向も分からなくなるヘルタースケルター。抗えない流れ。しかし、そうして拡散する螺旋は黄金律、美しきフィボナッチ。何かを決めて扉を開く。少し広い世界が待っている。そしてまた扉を開く。無限に膨張する世界。一つひとつに、意味は見出しにくいかもしれない。でも、一歩引いて見渡すコトが出来たなら、きっと。開いた扉の全てが大切で、今も、最も美しい一瞬を築き続けているのだ。

2012/08/23

シェルティ

へルター・スケルターってぐるぐるまわるすべり台のことなんだ。塾講師の小林君がバンドメンバーを募集。運命と思えるメンバーと出会い、まずはビートルズのへルター・スケルターをぶっつけでやることになる。特に大きな事件が起こるわけでも、恋愛があるわけでもない。さらりと、たんたんと新たな世界にむかっていく。中村航さん、べたに泣かせるやつや、恋愛ものが多いけど、これはべたに青春ものでした。

2013/07/13

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