淫乱で残虐で強欲な美人たち 世界悪女大全 (文春文庫 き 25-1)
淫乱で残虐で強欲な美人たち 世界悪女大全 (文春文庫 き 25-1) / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
一言に『悪女』といっても、その定義の仕方によってまちまち。時代や国によっても、社会的通念というか、倫理観が現在とは、まったく違うため、見かたよっては『悪女』というよりも、時の被害者という人も数多くいる気がします。もちろん例外な人もいて、ハンガリーの大貴族・エリザベート・バートリや殷王朝の傾国の美女・妲己とか、古代ローマのアグリッピナなど、とてもユニークでいらっしゃる方々もいる。しかし、男も悪どさ加減にかけては負けていないと思うけどなぁ~
2015/10/23
優希
世界に名を轟かせた悪女たちを紹介しています。その悪行は凄まじいものでした。権力欲に満ちた淫乱で残酷な悪女たちはときに国家まで滅ぼしたのですね。紹介されている人数が人数だけに、一番おいしいところをかいつまんでいるような印象です。広く浅くではありますが、かなりインパクトがあると思いました。自らの欲望のためにはどこまでも残忍になれるということに衝撃を受けます。
2015/06/01
香菜子(かなこ・Kanako)
世界悪女大全 淫乱で残虐で強欲な美人たち 桐生操の世界大全。桐生操先生の著書。世界の歴史状においては多くの女性権力者が存在していた。そんな強くて逞しくてしたたかな女性権力者たちの実態を赤裸々に描いた一冊。どこまでが真実でどこまでが伝説や虚構なのか判断できないけれど、当時の女性権力者たちも男性たちに負けないように必死だったのだと思う。
2018/08/16
takaC
淫乱で残虐で強欲だ。
2013/03/23
猫丸
お気に入りさん経由です。主に西洋の歴史上の悪女列伝。愛に殉じるような女性は登場しない。権力や宝石、メンツを果てしなく追求する、あまりに過剰な女たちの話ですね。男の権力闘争のほうが中途半端なんじゃないか。本書の女性は淫蕩にせよ残虐にせよ徹底して自己破滅をかえりみない潔さがある。美しい肉体が武器として通用するのだから、使って何が悪い? と開き直る。無駄にカッコつけない生き方をした彼女たちは、やはり輝いてしまうのだ。ラ・ベル・オテロの妖しい魅力に対抗できるとは思えないなあ。
2019/02/12
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