本の話 絵の話 (文春文庫 や 36-1)
本の話 絵の話 (文春文庫 や 36-1) / 感想・レビュー
りえこ
すごく面白かったです。カボーティーの作品について書いている所に、傷の話があって、とても納得しました。体の傷と同じように、心にも傷がつくのは、当たり前の事なんだな。
2015/01/14
tera。
「本の話・人の話・絵の話」の三部構成。ここから『山本容子のアーティスト図鑑 100と19のポートレイト』に続くみたい。表題にはないのだけど「人の話」が一番ページ数も多く、銅版画と短文との両方が楽しめた。作者が大変勉強熱心な人だというのは十分理解出来たが、本と絵についての文章が口語調で、それが自分には合わなかったのか内容が頭に上手く入ってこなくて、理解出来たかどうか怪しい気がする。どちらも文章だけで説明するのはとても難しい事なのではないだろうか。私の理解力が低いだけなのかもしれないけれど。
2014/06/01
sasa-kuma
とても面白かった。やはり才能で生きている人だ。「本の話」「人の話」「絵の話」の3部から構成されている。「本の話」と「絵の話」はインタビューをまとめた形。「人の話」は世界中の文豪たちのポートレート(銅版画)と200字程度の短文が組み合わさって出来上がっている。文を書く人の本の読み方とは違う読み方。文字を文字に変換するのではなくて、文字を自分なりに捉えて、その捉え方を作品に反映する。すごい人だな。山本容子さんますます好きになった。
2015/02/21
双海(ふたみ)
森鴎外、コレット、夏目漱石、芥川龍之介、ランボー、カミュ、カフカ、魯迅、コクトー・・・72人の文豪たちと戯れる。
2014/04/03
犬こ
銅版画家 山本容子さんの描いた絵と詩的な文章によって、作家や本が紹介されており、あらゆる文豪がアーティスティックに早変わり。芸術家による書評は、作家が紹介するそれとはまた違った味わいがあり全てがアートになります。
2014/06/02
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