KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

フォックス・ストーン (文春文庫)

フォックス・ストーン (文春文庫)

フォックス・ストーン (文春文庫)

作家
笹本稜平
出版社
文藝春秋
発売日
2005-08-03
ISBN
9784167684020
amazonで購入する

フォックス・ストーン (文春文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

GAKU

かつて傭兵仲間だった親友のダグが怪死した。その謎を追ううちに、主人公桧垣はアフリカ某国の内戦に乗じたとてつもない陰謀に巻き込まれる。果たしてその真相は?出だしは引き込まれ、登場人物達も巧く描かれている。ただ話が入り組み過ぎているのと、ストーリーとはあまり関係ない説明が細かく続いたりと、500ページ強はちょっと長すぎ。もう少し簡潔に纏め、もう少し主人公自身のアクションシーンを盛り込んでくれていれば言う事無しだったのですが。ただ決して悪くはなかったので、もう何作かトライしてみたいと思います。

2015/11/02

う〜ん、殺しすぎ(>_<)どこにも救いが…。読後感どよ〜ん。

2015/05/23

Dai(ダイ)

たくさんの短編小説を詰め込んだような感じ。欲張り過ぎたため、全体的に冗長になってしまったのではないか。もっとコンパクトにまとめる事ができたなら、傑作になったのではなかろうか?

2013/02/28

majimakira

元傭兵の日本人・檜垣耀平が、傭兵時代の同僚であり、音楽家でもある友人の東京での変死をめぐる謎を解くために渡った北米、さらにはその驚くべき真相に絡むアフリカ大陸をも舞台に巻き込まれる、歪んだ権力・使命の意識による国際的陰謀。とても凄惨で複雑な背景に頭と心を激しく揺さぶられながら辿り着く真実や、そこに至るまでの悲しみを含め、力強い筆致が描き出すハードボイルドな物語だった。個人的に久々のジャンルでかなり消耗したが、、とても読み応えがあった。笹本稜平氏の作品の幅広さと奥深さを感じる。

2020/08/24

kamietel

★★★☆☆久し振りにハードボイルド小説を。このところ本格物が続いたので、妙に“謎”の部分を勘繰ってしまう自分がいましたが、そんなものを内包しながら流されていくようなスケールの大きな展開は、こういうジャンルの醍醐味ですね。しかし、いかんせん人が死に過ぎて、なんの為に読んでるのか分からなくなる部分も。また、結構トントン拍子の主人公や、案外ケチくさいボスキャラ達なども勿体無いかと。それでも初笹本作品でしたが、文章は力があり、特にジャズ演奏の描写は良かったです。ダグはレッドガーランドっぽいピアノ弾きなのかな?

2018/10/11

感想・レビューをもっと見る