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新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫)

作家
松本清張
出版社
文藝春秋
発売日
2005-04-08
ISBN
9784167697013
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新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫) / 感想・レビュー

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榊原 香織

シリーズ2 張作霖爆殺の、満州某重大事件とか、谷崎潤一郎と佐藤春夫の妻譲り渡し事件とか。 箱根富士屋ホテルでも自殺か他殺か、外交官怪死事件てあったんですね。左利きの人が右で拳銃握って死んでて自殺てあり得ないと思うんですけど。

2024/09/13

金吾

○満州某重大事件は軍部と国民との関係、ひいては戦前のマスコミを考える上で大きなターニングポイントになる話かなと思いました。佐分利公使の怪死は怪しい部分が多く推理小説家である著者の話の進め方が良かったです。

2021/08/08

金吾

○松本清張さんの推論から一つの結論を導き出す部分は日本の黒い霧を彷彿させます。また親戚が出ている話も個人的に興味があります。「満洲某重大事件」「潤一郎と春夫」が良かったです。

2022/10/11

KAZOO

この中には5つの事件が収められています。「三・一五共産党検挙」「満州某重大事件」「佐分利公使の怪死」「潤一郎と春夫」「天理研究会事件」です。このうちの三番目のは赤城毅さんやほかの方々も小説仕立てにされておられますが、現実は相変わらず不明です。また四番目もかなりジャーナリズムを騒がせた話ですが、戦前だからでしょうけど今はあまり騒ぎにならないかもしれません。

2014/09/05

佐島楓

「潤一郎と春夫」は谷崎潤一郎と佐藤春夫の有名なゴシップ。というか、きちんと読んだあとでもこのふたりの考えていたことはわからない。男性の間では友情と女性がらみのごたごたは別なのか・・・理解に苦しむ。「満州某重大事件」では満州事変の裏側が書かれており、天皇と軍部の板ばさみにあう田中義一首相の人間臭い一面が暴かれる。「佐分利公使の怪死」はそのままミステリだなぁ。どこから読んでも面白かった一冊。

2012/03/27

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