エンプティー・チェア 上 (文春文庫 テ 11-9)
エンプティー・チェア 上 (文春文庫 テ 11-9) / 感想・レビュー
nuit@積読消化中
シリーズ3作目。裏切らない面白さ!このまま徹夜覚悟で下巻にいっちゃいます!
2020/03/22
Tetchy
ニューヨークを離れたライムのノースカロライナ州のパケノーク郡なる異郷の田舎町での捜査。異郷の地での捜査は捜査官の捜査レベルの低さや捜査機器の古さなどもあり、またいつもと違うメンバーでまさに“誰も信用できない”状況。今回はなんといってもサックスがライムに逆らって犯人を逃がし、自らも逃亡するという師弟対決が見もの。ひたすら現場に残された証拠類を論理的に解析して犯人を特定するライムに、人と接することで事実の裏側にある人間の心を直感的に信じるサックスの、「情」対「理」の対決にどちらが正しいのかハラハラさせられる。
2011/07/26
bookkeeper
★★★☆☆ 再読。先進的な手術を受けるために、ノースカロライナに来たライムとサックスは、女性誘拐事件の支援を要請される。土地鑑が無く、顔馴染みのチームの支援も無く、慣れない機材…。ハンデに四苦八苦するライムだが、拉致された女性たちの救出なるか。 容疑者は人の共感や同情を得難い感じの少年で、過去の好敵手達からすると、狡猾さもスキルも見劣りしてるけど、どうなの?と思ってたら、上巻の終わりから急転直下!下巻に急ぎます。 「世界中の人々にとってはちっぽけなことだ。ライムにとっては、それは奇跡だった」
2019/04/25
修一朗
第三弾はライム様の出張鑑定だ。ひたすら閉塞感の漂う田舎ノースカロライナの湿地帯で発生した拉致事件の協力を求められるも最新の分析機器なし。得意の微細証拠物件も不十分な中でひたすら頭を働かせるライム。限られた分析事実から大筋を推論しちゃうフェルミ脳の持ち主ライムの真骨頂だ。上巻ではサイコでいかにもな昆虫少年がそれらしくふるまうけど,やっぱり一本調子に解決とはいかないねー。先がさっぱり見えずハラハラドキドキ。上巻の最後でやっとエンプティチェアがお出ましになったところで,下巻へ。
2016/08/25
よむヨム@book
★★★☆☆ 星3つ 犯人が2人の女性を誘拐した。 その追跡調査を、ライムとサックスが追い詰める。 (ー陸に上がった魚·····) そう、鑑識の条件が悪すぎる。 しかし、犯人を捕まえ1人の女性を救出し、後1人の行方は、自白させめでたし、めでたしだったのだが。 追跡劇は、面白かったがこのあと何があるのか気にしながら、下巻へ。 リンカーンはアメリアに、アメリアはリンカーンに、愛情の深さを感じた。
2022/02/06
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