KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

石の猿 下 (文春文庫 テ 11-12)

石の猿 下 (文春文庫 テ 11-12)

石の猿 下 (文春文庫 テ 11-12)

作家
ジェフリー・ディーヴァー
Jeffery Deaver
池田真紀子
出版社
文藝春秋
発売日
2007-11-09
ISBN
9784167705589
amazonで購入する Kindle版を購入する

石の猿 下 (文春文庫 テ 11-12) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

修一朗

下巻に入るとやっぱり待ち構えているスピードアップとどんでん返しの展開。アメリアはまた,負荷がかけられちゃtって。持病の関節炎が心配だ。敵役がこれまでと比ると猟奇的でなかったのでちょっと弱めに感じた。自然体でライムに接するソニー・リーとの交流は素晴らしい。リンカーン・ライムには孔子より,老子や孫子の方が合うかもしれない。安定の面白さでした。。。次,イリュージョ二ストへ…

2017/12/02

よむヨム@book

★★★★☆ 星4つ 上巻で、誰がゴーストにライムの名を教えたのか?という疑問を持ちながら、ライムの周りにユダがいるのか。 もしかして、ゴーストってこの男ではと思い読み進めていくとアメリアが危ないのではと手に汗を握りながら物語に没頭できた。 しかし、全体(国家)の利益の為には、個人の命や自由など...... 最後に宝の子ポーイーが幸せになることが「希望」なのだなぁと思い読み終えた。

2022/02/10

Tetchy

今回のどんでん返し、あの正体は無理があるのでは?実はそうじゃないかと疑っていたのだが読んでてそれは無理だと気付いた箇所があったので途中で破棄した考えだけだっただけに納得がいかない(曖昧な書き方でスミマセン)。ゴーストの捕まり方も実に呆気なかったのも残念。主題がその後にあるのは解ったがちょっと消化不足。特にあの人物が退場するのは痛かった。『石の猿』という題名も作品と強く結びついているとは思えないし・・・。しかし作風とは思いつつも毎度のことながらこの世は騙し騙されの連続だなぁ。素直な奴は生きていけやしない。

2011/10/06

nobby

何と言ってもリーの活躍が印象に残る。淡々とした展開にも次々読めるのは名訳も含め流石。ゴーストの正体がやはりと判明してからが面白い。サックスがまた危険の中に飛び込む心配をしていたが、それほどでもなく結構呆気なく捕まる。しかし不敵な余裕を浮かべるゴーストを追い詰めていく過程での背景の解明が心地よい。意味なさげな事柄の伏線回収お見事。密告を斡旋する立場の者が何故船を派手に爆破するのか違和感だったのも、納得の終わり方だった。

2014/12/27

セウテス

手がかりを求めて、サックスは沈んだ密航船へとダイブする。水死した遺体が漂う中の鑑識活動、水の冷たさや不気味さが伝わってくる。又船に潜入していた中国のリー刑事とライムは、二人の国民性や民族性の違いに驚きながらも、徐々に理解を深めて行き軈て友となる、そんな心暖まる一頁にほっとする。リー刑事の存在無くしては、語り得ない作品となった。ゴーストは、普段の作品より早くに捕まる。しかし本作はその後に二転三転し、意外な犯罪の全容を見せるとは全く気づけなかった。ラストは気持ちの良い余韻に浸れる、何となく好きな展開となった。

2016/10/14

感想・レビューをもっと見る